32号雑感

●表紙

庭球の名を借りた… 本格宮廷闘争!?

庭球の名を借りた」って部分には非常にガッテンできますが、……本格宮廷闘争?
危険です。許斐病の猛威は留まるところを知りません。


●テニス様

・「コイツ… あの一瞬だけ無我になって『風林火山』に『風林火山』をぶつけて来るとは」

そんな面倒なことをしなくても、菊丸印のステップで分身して、一人が『火』でブッ飛ばされた隙に、もう一人が打ち返すとかすればいいのでは?
……いや、これをやっちゃうと騎士(ヘッドライナー)として天位が取れますが。


・「『風林火山』にはそれぞれの特性があるが 完璧な技であるが故−− 『火』は『風』に弱い等 己の技同士を打ち消しあってしまうのか」

理解不能! 理解不能! 理解不能! 理解不能! 理解不能! 理解不能
赤ペン先生に添削を頼んだら、タライいっぱいの赤ペンキを頭からブチ撒けられそうです。


●ジャンプ十二傑新人漫画賞大募集!!

今月の審査員はテニス様の許斐 剛 先生!! いったいどんなテクニックを伝授してくださるというのでしょうか?

> 第1回
> 「キャラクターの“凄さ”を表現しよう!!」
> 「テニスの王子様」の魅力の一つはキャラクターと彼らが繰り出すプレイの凄さ。
> 1話目を例にとって許斐先生がリョーマの凄さをどんな風に表現しているか見てみよう。

> 1.立ちはだかる敵の強さをまず示す。
> 2.状況を引っくり返すキメ技炸裂!!
> 3.敵や周囲の反応を有効利用。
> 4.更なる実力の予感でスケール感アップ!!

止まるところを知らないインフレスパイラルの基本がここにあります。
ただひたすらに、スケールアップ! スケールアップ!! スケールアップ!!!

そして、行き着く先が、いまの「庭球の名を借りた」異次元殺法合戦というわけですね。よく理解できました。


さて、テニス様の真髄の一端を垣間見せてくれた第1回の講義でしたが、次回以降、許斐先生はどんなことを教えてくださるのでしょう?
私が予想するに、こんな感じではないかと思います。


・アイデアの作り方
 電波を受け取れ!! 人間が一人でできることなど限られている。天地と和合し、宇宙と一体になるのだ! ピラミッドパワーやチャネリングで君の中の新たな扉を開け!!


・画面構成
 とにかく顔!! 大ゴマで顔のアップさえ描ければ、あとはどうにでもなる。絵で表現するのがむずかしければセリフで補え! それでも足りなければ、柱やアオリで解説してもらうという方法もある!!
 編集の力を引き出すのもマンガ家の仕事のうちだと心掛けよ!!


・セリフの組み立て方
 日本語にとらわれるな!! 表現したい単語を並べれば、あとは読者が勝手に補完してくれる。
 文字を書いたり文章を組み立てるのはマンガ家の仕事じゃない! そう割り切るだけの強さを身につけよう!!


●ボーボボ

・マイネームイズJ

いやー、涙が出るほど笑いました。
個人的にJは好きですし、こんなところで使い捨てにするにはもったいないキャラですが、これだけやったら退場させてあげてもいいと思います。

・ラーメンガム

食いたくねぇ−−−−−−−っ!!!!


●パンツ100%

・それは「運」だ!!

まったくもって、その通りだ!!


ぷーやん

・無我の境地へと…!?

アオリを見て、この主人公、なにをパクるのかなと思ってしまいました。
もはや、ジャンプで「無我の境地」って言葉が辞書通りの意味で使われることはないのでしょうね。

ジャンプ的説明
【無我の境地】(むがのきょうち)
脊髄反射で体が動くこと。
その際、体に残っているイメージを忠実に再現できることから、これまで作中に出て来た技を、ただ「見ていたから」という理由だけでパクることができる。
長時間使用すると、疲労が一気に現れるという設定もあるが、翌週にはなんの説明もなくまた使うことが可能なので、事実上、使用制限はないと思って間違いない。

出典 「テニスの王子様」 許斐 剛


●SBR

アンドレ・ブンブーンの麻酔

柔道とかの締め技で「落ちる」って気持ちいいそうですが……。
これだけサイコな方法で見せられると、マネしようとする子供たちの抑止力になりそうですね。


●ゲドーくん

・ドラキュラさんからの手紙

レナちゃんの特殊眼力が「透視眼」であるという可能性に、花京院の魂を全部賭けます。
理由:封を切っていない手紙の差出人がコウモリ人間だと気づいていたから。

・追記
先週、レナとジュリアが「t.A.T.u.」に由来すると書きましたが、鬼逐くんのジョージとアンドリューを検索してみると「WHAM!」でしたか。
全然気がつかなかったです。結構好きなバンドだったのに……。


●目次コメント

・空知先生

普通の貴婦人は、鼻をほじっているようなイラストを自画像にしたりしません。