19、20号雑感


●桐野佐亜子と仲間たち

19号、20号読み切り「桐野佐亜子と仲間たち」について思ったことをつらつらと。


・内容は最近の読み切りの中では飛び抜けておもしろいです。全体的に高評価でした。なにより、連載をこなした人の絵は安心できますね。


・タイトルのセンスが古いような……。あえてレトロを狙っているとしても、このタイトルではあまり引きつけられるものがないです。
まあ、本編が主人公「だけ」を中心とした話なので、このタイトルはあまりにも正しいんですけどね。


・天啓(オラクル)の中で、「次回予告」というネーミングにはとんでもなく素晴らしいセンスを感じました。ダサかっこよさというか、私好みの「微妙なライン」に絶妙にマッチしています。

それだけに「命名」というネーミングはひねりが足りないと思いましたし、「重力法則無視」に至ってはカッコイイというよりもむしろ、だれている感じがしましたね。「一撃必殺」については可もなく不可もなくといったところでしょうか。
私に決定権があるなら「姓名判断」「重力創造」とかにして、せめて、漢字四文字という縛りをつけたと思います。まあ、もちろんこれは個人の好みの話ですが。


・重力使いというと、大魔道士マトリフ&ポップ、竜堂始創竜伝)、そして偉大なるマロ様くらいしか知らないのですが、一番トリッキーな戦いを楽しめました。
打撃が今一つ軽そうに見えたのはネックですが、それを差し引いても凄く面白い戦闘シーンだったと思います。
連載だと、強力すぎて扱いづらいと思いますけどね。



なんにしても連載が始まったら欠かさず読むと思います。それだけのおもしろ
さは充分ありました。