14号雑感
不調だった前回がなにかの間違いであるかのように、全ページ大爆笑でした。やっぱり大亜門先生は、こういうスタイルでなくっちゃ。
なによりも、パロディのネタが私のストライクゾーンすぎます。
・今年の注目は やはりこの人たちでしょう! 3年の中でもトップクラスの美女4人がエントリーしてくれました!
呼吸困難で死ぬかと思いました。
シャッフルされた「方角」と微妙にかわった下の名前がパチもんくさくて、余計に破壊力が大きかったです。
・「今日を逃すと もう会えませんからね」「ホント卒業生でよかった」
これほど秀逸なパロディでありながら、きっちり「使い捨てのキャラですよ」と明言していることがとても潔く、「じつにもったいないなぁ」と思わせてくれる贅沢な笑いを楽しめました。
大亜門先生は、茶の湯にも通じる心を持っていらっしゃるようです。まさに「いちご一会」の精神というやつですね。
(わがことながら、このうまいこといおうとする根性が勘に障るな)
・って あれ? 何でオレ いちごパンツとか口走ってんだ? 見た事ないのに
私も見たわけじゃないですけど、なぜか、それ以外のパンツは想像もできません。
統計を取ったわけではありませんが、たぶん精霊が降りてきた人の数は、数百万の規模に達するかと思われます。
・二足歩行ロボ『チョコボールこずえ』
名前ネタに言及すると、私がパンツマンガの中で一番嫌っているあのサービスガールに触れなくちゃいけなくなるのでパスするとして……。
こういうロボットが平然と出てくるところは、やはり「時は21世紀初頭 ロボットが社会に浸透してきた時代の物語―――」というナレーションで始まるあの名作とのリンクを強めたと見て間違いなさそうですね。
これはいよいよ、われわれの悲願、透瑠さんのレギュラー化も夢ではなくなってきましたよ。
・「それに そんなの持ってたら またアイツが来るぞ」「あー アイツか そうだな」
本当に杉音嬢が卒業した後の玲夜くんのキャラ付けが心配です。
こんなにも生き生きとしている玲夜くんがこれで見納めになるくらいなら、いっそのこと主要キャラを唐突に異世界に飛ばして、「突然はじまる物語(ストーリー)」を紡ぐというのはいかがでしょうか。
(でも、太臓もて王サーガには「間界」という設定があるので、どこかの森マンガと違って「唐突さ」がレッドゾーンを超えて振り切れることはないんですよね)
・一番人気の南乃先輩のハートを射止めたのは 同じく卒業生の純平(すみひら) 千太(せんた)先輩だー!!
ピッキイイーン
目黒「あ!」
目黒「今 大亜門先生ったら センターJ平のこと考えてる
今… 先生と心が通じあった感覚があったわ」
大亜門先生「考えてねーよ」
目黒「きゃあああああ!」
(『ジョジョの奇妙な冒険』13巻「DIOの呪縛 の巻」より)
たとえ単なる偶然とはいえ、「真中(←「ごみくず」で変換できるよう登録済み)」が「センター」と表現されたことに飛び上がって喜びました。
大亜門先生と同じタイプのスタンドセンスを持っていたなんて、じつに名誉なことですよ。たとえていうなら、ワムウのような立派で強い戦士に殺されるくらい名誉なことです。
・阿久津って ああいう幼児体系が好みだったのォ――――――!!?
やっぱり矢射子会長はかわいいなぁ。透瑠さんにはおよばないにしても……。
私の心の師、真白木さんは「俺は巨乳派より微乳派だが… 別に小さいからいいというのではない 「胸の小さい事を気にしている」事がいいのだァ―――!!!」という名言を残していますが、これは胸の大小そのものよりも、女の子が抱えるコンプレックスに惹かれるという男のロマンシング・性(サガ)を謳い上げた言葉として捉えなおすべきでしょう。
結局、「守ってあげたい」と思わせるだけの弱みを自分だけに(←ここが最重要)見せてくれる……と思わされた時点で、男に勝ち目などないのです。
私もその例に漏れず、抜群のプロポーションを持った矢射子会長には心動かされることはありませんでしたが、自分のスタイルが好きな人の好みでないと知ってショックを受ける矢射子会長にはキュンキュンきましたよ。
(……ツンデレという専門用語には明るくないですが、ツンデレラーの気持ちってこんな感じなのかなぁ?)
・な…ななな 何でもない! 何も見てない!!
やはり、こういう場面を見て「どうした?」と聞かれたら、「え! い… そッ その… あの」「あれッ! 急に目にゴミが入った! 見えないぞッ 2人なのか よくわからないぞッ!!」と返すのが正解だと思います。
(ところでナランチャって、やっぱり誤解を抱えたまま涅槃に旅立ったんでしょうかね。……合掌)
・センターカラーゲット以来の大番狂わせだ―――――!!
いや、透瑠さんが登場したときのアンケートが反映されていたはずですから、まったく順当な結果だと思いますよ。
ファンとしてのささやかな願いですが、次はぜひ巻頭カラーで透瑠さんを出してください。
・“ウシウシの実”モデル“麒麟(ジラフ)”
うわ〜恥ずかしーー!!
先週号でカクのキリン姿を見たとき、てっきり「“ウマウマの実”モデル“麒麟(ジラフ)”」を食べたんだと思っていましたが、“ウシウシの実”だったんですね。
調べてみると、キリンってウシ目キリン科の動物なんだとか。
まったくもって恥ずかしい限りです。こんなことでは、矢吹先生に顔向けができません。
・『謎』を形成する悪意… とくに人を殺人に駆り立てるほどの悪意は そう簡単に消せはしない
いろんな意味で超怖ぇ――!!!
……って、どうして「太臓もて王サーガ」では第1話を飾りそうなネタをこんなにさらっと使いますか。
松井先生って、本当に怖いものなしですね。
・見せてよネウロ この事件の『謎』解きと… あんたの中身
パンプキンヘッドがハロウィンのお化けに変わるという描写の巧みさに驚かされました。
松井先生くらい「自分だけの武器」を熟知しているマンガ家は、今のジャンプにはいないんじゃないかと思います。
(もちろん、現在、黒猫第2部を鋭意構想中であろう矢吹先生は別格ですよ)
・詳しいことは漂流録の発売待ちかぁ〜
このセリフで、やっとこのマンガの世界観が見えてきたような気がします。
本しか娯楽と情報源がない世界なんですね。ツギハギというかムリヤリな感じがあった世界設定に、ちょっとだけ得心がいきました。
・デンジャーレベル
現在(……というか慢性的に)ジャンプに不足しがちな栄養素、ハンター分をちょっと摂取したような気分です。
まあ、すこし薄味ですが、それはこれから煮詰めていけばいいわけですし。
・未開でも喫煙者への風当たりは強いようだな
おい諸兄…
そこの君だ………
君の事だ 橘 諸兄
君は 今 何をした?
今 捨てたよな?
その「タバコ」を捨てたよな?
このアウヤンプティーの森に…
今 捨てたよな?
そういうものを捨ててんじゃあないぞ
その「タバコ」の話だ 橘 諸兄
そういうものとかゴミとかを適当にポイ捨てするって行為はだな…
この「アウヤンプティーの森」を敬っていないことの証明だ…………
そんなに君は偉いのか? 君はこの恵みある「アウヤンプティーの森」よりも偉いっていうのか?
( 『STEEL BALL RUN』7巻 「#31 スケアリー モンスターズ その4」より)
ぼっこりじいさんにはこれくらいのセリフを決めてもらって全力で諸兄さんをたたき潰してもらいたかったです。
タバコのポイ捨ては恥ずかしい行為なんだと自覚していただきたいものです。
・くそ あばらが何本か いったな
まさかとは思いましたが、諸兄さん、あばらが折れた後で真の力を発揮しましたよ。
これは矢吹先生に捧げるオマージュと見るべきでしょうか? かがみさんがどう思われているのか興味深いところです。
・偉大なNo.2になりたい男がいてもいいだろ オレは世界一の裏方を目指す
なるほど、「「一番よりNo.2!」これが橘 諸兄の人生哲学 モンクあっか!」というわけですね。
でも、それなら、アウヤンプティーの悪魔に囲まれたときに、
こ…こいつはかなわんぜッ!
おれひとりじゃ完璧不利!ここは逃げて次の機会を待つぜ!
とかいって逃亡しなくっちゃダメですよ(なにがどうダメなんだか……)。
今週号の展開には心底ガッカリしました。
これじゃあ、話の都合で何人かリタイヤさせましたという意味しかないじゃないですか。
なにより、某パンツマンガでもそうでしたが、なにもしなくても勝手に都合のいい展開になってしまう主人公って、見ていてちっとも好感が持てません。
・だ…だから 洋服は ともかく… 下着を脱ぐ時だけはその毛布を巻いてからにさせて…………
ノートの存在を知っているメロがこんな手に引っ掛かるという時点で、「作者の都合(ギターを落としたという意味ではなく)」しか見えてきません。
メロの、目的のためには犯罪をも厭わないというキャラクターにも、ワーミーズハウスで1、2を争う知能程度にもまったく合致しないご都合主義ばかりが浮き彫りにされているように思えます。
……ガモウ先生。お願いですから、もっとキャラクターに愛着を持って作品を構築してください。
・危ないっ 照明が…!!!
大爆笑でした。
ずるいなぁ、許斐先生は……。どんな展開もスーパーギャグに変えてしまう世界を用意しているんですから。
同じギャグマンガ枠を競いあっている大亜門先生のファンとしては、スマッシュヒットしつづけるネタの数々に気が気じゃありませんよ。
・な 何て クレイジーな野郎だ……
冷静で的確なはずツッコミも、紙一重を軽々と突破してしまった天才・許斐先生の自戒の言葉にしか見えません。
住む世界が違うという人って、やっぱりいるんですね。
・予算が10億円余ったから決算で全部使っちまおうって訳だ!
ええっと……、最近のこち亀でとくに顕著ですが、ジャンプ編集部には、読者に警察機構を嫌わせてしまおうとする方針でもあるんでしょうか?
でも、いくら不快感を他の方向に煽ってみても、作品その物を好意的に見られるわけじゃないんですよ。
むしろ、不快感の相乗効果でムカムカするだけです。
幻覚とか夢オチとか映研のセットとか、なんとか展開の説明のつくことを期待していた今週号のタカヤですが、あいかわらず読者はおいてけぼりのままです。
この斬新なだけの展開の理由についてちょっと考えてみましたが、これはもしかすると、坂本先生が愛用されているコミックスタジオがコンピュータ・ウィルスに感染して、エセファンタジー系の出力しかできなくなったということではないでしょうか。
このウィルス、仮称「engine.O.virus(和名:炎刃王ウィルス)」の一番厄介な点は、表示画面から催眠効果の高い光を発することでパソコン使用者の頭を取り返しがつかないほど錯乱させるところにあり、作者も編集者も自分がなにをやっているのかわからなくなる……と考えれば、この一連の展開にも筋道だった説明がつくと思われます。
・第1話 突然はじまる物語(ストーリー)
ネウロのドーピング・コンソメ・スープやテニス様のオーラでも思いましたが、「一歩踏み越える勇気」を持った人には勝てません。
ただ、前者2つが作品の世界観を深め、オリジナリティを高めるために大きく役立ったのに対し、炎刃王ウィルスは現時点では作品を四次元的に迷走させているだけという違いはありますが……。
・逆にコードレスじゃない方が良い電化製品はあるのかと考えてみたらなかったです<つぐみ>
それはたしかに……。コードがなければ、乾燥機つき全自動洗濯機も持ち運びに便利になるでしょうし。充電式の布団乾燥機とかエアコンもアウトドアで高い需要が見込めそうです。
白物家電業界には、さらなる努力が要求されますね。
・ビーズ×大槻ケンヂのライブに行く。共に今年40歳。カッコイイ40歳達だったな<京介>
ビーズってカタカナ表記されると、どうしても、きれいな白さとスズランの香りでおなじみの洗濯洗剤が思い浮かんでしまうんですが……。
同じ3文字だし、アルファベットの方がはるかにわかりやすいのに、集英社の中では、なにかB’zと表記してはいけない決まりとかあるんでしょうか?
●(株)ポニー 通販ページ
> 軽く右に回すだけで、連続で約4時間止まる事なく回り続ける、超常現象的なコマ!
> 仕掛けは、携帯××の×××を×××へと応用した現代技術の屈指物!
> 各々のLEDフラッシュと共に回る、美しさと不思議さの虜となってしまいます。
「携帯××の×××を×××へと応用」の部分が、意味もなく気になります。
多感な思春期の少年が主購買層であるはずの雑誌にこんな淫靡な広告をつけていいんですか?