15号雑感
今週は風邪気味で低調な体を回復させるため、とにかく食事と入浴の後はすぐに寝るという生活を続けていました(一日平均9時間睡眠なんて学生時代以来です)。
おかげさまで体調の方は元に戻ってきたのですが、気が付くともう金曜日。次号が土曜発売ですから、今日を逃すと感想が書けません。
……いや、まあ、別に書けなくはないんですが、次の話を読んじゃうと自分の中でモチベーションが下がってしまうもので……。
去年の36号(TRANSBOYとCOOLドライブが載った号)も、ズルズルと書いていないままですからね(とりあえず本誌は残しているんですが……)。
ということで、本来なら、18日に予定していた黒猫大学集中講義の第3回を仕上げたいところだったんですが、そちらは順延ということにしてジャンプ感想から先に片付けることにしちゃいます。
・うるせェ!! 体中使い物にならなくなったんで 鉄クズで改造して生きのびたんだ!!!
おおっ、なるほど。
ゴーイング・メリー号がクラバウターマン(lxlさん、無断借用ごめんなさい)の姿を借りて自らを修復したというエピソードは、このフランキーの自己修復&改造手術に説得力を与えるための伏線だったわけですね。
……本当に、この世界で人や物を壊すのって、すごく大変なことのような気がします。
・誰がつけるかァァァ! お前 マイナスなんてあんまり使わねーじゃねーか どっちかっていうとプラスがいい!
プラスドライバーだとマイナスのネジを締めることはできませんが、マイナスドライバーはプラスにも使えるんですよ。
それに、ガオガイガーだってマイナスドライバーを使っているわけですし……。
でもまあ、プラスがいいという気持ちは理解できないでもありません。なんといっても、少女の螺子もプラスなんですからね。
・あらすじ
> 父親が何者かに殺された女子高生・桂木弥子は、その葬式の夜、奇妙な化け物と出会う。
> 彼の名は「脳噛ネウロ」、なんと魔界の生物であり、主食は『謎』であるという。
> 『謎』――弥子の父親を殺害した犯人が刑事の竹田だと解き明かしたネウロは更なる『謎』
> を求めて弥子と行動を共にすることに!弥子大迷惑。
「父親が何者かに殺された女子高生・桂木弥子」という文章の魔界的なねじれ具合もすばらしいですが、なんといっても最後の一文のセンスはただごとではありません。
もしかして、ネウロの担当も敏腕編集・瓶子さんなのでしょうか?
・登場人物
弥子ちゃんの好物が、先週号の紹介ではフルーツ・ロール・ケーキ、今週号は抹茶クリームあんみつとなっています。
さらに、第一話では王美屋のフルーツケーキが「超好き」、今週の本編では『若菜』のたこ焼きが「絶品」とのこと。
これはきっと、アールマティ以上に「意外と何でもイケる口」だという表現なのでしょうね。
・待っている5分間が退屈で… ちょうどここにパズルがあったのでな 解いてしまった
> 彼は人を助けるとかそういう性格じゃあないんだ!
> 第一………
> つまり …その
> ねえ……
> 聞いたことない? 『ネウロ』って名前………
> 彼は魔人探偵なんだ
> ネウロの本名(フルネーム)は『脳噛ネウロ』
> 覚えはない? 新聞でもTVでも報道されたよ
> 彼は子供の時から原因は知らないけどひとつの癖をもっている
> いや…癖というより「症候群」といい換えるよ
> なんでも『謎を解きたくなるという』…症候群
ということで、アナスイは10歳のときに近所のポルシェを分解して6ヵ月入院させられたそうです。
このスポーツカーの分解がネウロのヘタレロードの始まりでないことを切に祈ります。
・今回の犯人
デスノートの「第3のキラ」は推理するだけ無駄でしたが、本格推理マンガのネウロなら、ちゃんとした判断材料を呈示してくれます。
今回の犯人は、
・一人称が俺
・左利き
・スーパーリーゼントヘアー……ではなく、シェフ帽着用
・両目が光る
という特徴があるようですね。来週号の犯人当てはがんばるぞー!
・恐ろしいまでの変化を見せる平古場の飯匙倩(ハブ)! 不二&河村、絶体絶命!?
むしろ、絶対絶命だと思います。
あの物理学を根底から覆しかねない変化を見たら、ニュートンやガリレオは首をくくるんじゃないでしょうか?
・どう打ったらあんな変化するんだ?
あまりにも妥当すぎる質問ですが、この比嘉中戦が終わっても答えは出ないと思います。
この前取り返した花京院の魂全部賭けてもいいですよ(最近のギャンブルは安全牌ばかり狙ってるなぁ)。
・いったい何がしたいんだ!? D(ダブルス)やる気あんのか?
後衛には簡単に拾われそうな『羆落とし』を使う不二先輩や、前衛にいながら、縮地法で後衛の球もガンガン拾う平古場くんの方が、よっぽど「D(ダブルス)やる気」ないのではないかと思われますが、それって禁句ですか?
・意外と頑固だよ河村(タカさん)は
これ、どう見てもアウトですよ。まさかこれから、数十倍の重力で直角に変化でもさせるつもりですか?
それともテニスって、「相手のラケットを弾き飛ばしたらポイント」ってルールがあるのかなぁ。
●ブリーチ
・扉絵ポエム
> 声を上げろ「呵(アア)」!
> 撃を打ち出せ「ロ牙(ヤア)」!!
> 動いた者に力は舞い下りるよ!!
ずいぶんフレンドリーな締めに脱力しました。
久保先生、大丈夫ですか? まさか、オサレポエムを作るのに疲れてきたなんていわないですよね?
・憧れは 理解からもっとも遠い感情だよ
そんな……。
矢吹先生や黒猫紳士の諸先輩方に憧れてサイトを立ち上げた私は、黒猫のことを、まるで理解できていないのでしょうか?
●ユート
「……1000M(メートル)はさ ボクの負けだけど… ……500Mは まだ勝負してないからわからないよ」とか、「でもさ でもさ スピードの競争したら後ろからスタートしたってボクのが速いよ!」とか、ひょっとしてこの主人公、ポストJ平を狙ってませんか?
●ムヒョ×ロージー
(↑なんだかヤバい略号になってしまったかなぁ? まあ、気にしすぎているだけですよね)
・「おお…!!」「な なんと……!!」「ま…魔列車……!!」「きょ 強力すぎて高名な執行人でさえ使えないという あの魔法律…!!」
たしかに、高名であるということは、レベルが高いということと同義じゃありませんからね。
もしかすると、「ナイスバディで高名」とか「金に汚いことで高名」なだけのゴーストスイーパーだっているかもしれません。
……まあ、それはそれとしてムヒョは高名じゃないんでしょうか?
・「次々と「魔車掌の手」が霊を…!!」「「魔車掌の手」とは…?」「魔列車の番人で霊を列車に引きずり込む役目を持っていると言われている…!!」
なんだか、この3人の会話がトボケていてナイスです。
絵だけで理解できることをあらためてクドクド喋る上に、「と言われている」とか、伝聞系で解説するのもポイントが高いですね。
なんとか、これからレギュラーで出てくれないでしょうか。
・…そんなこと言われなく…たって… ついていくもん…
SnowSwallowさんをはじめとして、ネット上ではロージーの女性化が叫ばれていますが、このセリフには、ついに来るところまで来た(というより、来てはいけないところまで来てしまった)感があります。
このマンガがクリスマスまで続いたら、ロージーはサンタルック(下は素足)で出てくるんじゃないでしょうか?
●こち亀
話は馬鹿馬鹿しくておもしろいと思うんですが、このマンガに出てくる「美少女」と「ロボ」って、どうしてこんなに気持ち悪いんでしょう?
・メイドロボは耳が「ネコ耳」になっとる
「ネコ耳」って、本当に耳の位置にあると薄気味悪いということがわかりました。
やっぱり、あれは頭の上にあるべきです。
・緊急告知!! 『いちご100%』TVアニメ テレビ朝日にて4月より深夜放送決定!
今週、私が体調を崩した原因の何割か(すくなく見積もって9割ほど)は、この情報だと思います。
ええと、田中さん。これ、本当に見なくちゃいけないんでしょうか? いっそ、なかったことにしてしまいたいです。
・けど 犬となんてよくできるね 靴とかかじったりしてんだよ あの口はさー
実際、ペットとのスキンシップはほどほどにしておかないと、寄生虫や感染症の危険性もあります。
このマンガが原因でそんな事故が起こって、回収騒ぎにならないかなぁ。
・ガラッ
この「キスを迫るJ平の表情」、ネウロなら被害者の死に顔として使えますよ。
ネウロって、シリーズが変わっても被害者の顔はすべて同じというスターシステムを取り入れてくれないかなぁ。
・次号から明かされるA(アニメ)情報! いちごファンは見逃せない!!
いちごファン限定って、またずいぶん狭い領域に的を絞った情報ですね。
こんなニッチな情報、日本全国で100人も必要としているかどうか……。
・ANDROID FRIEND
> 空知先生評
> 気持ちの流れが大ざっぱでキャラの行動に説得力が薄い。
> 無駄に大ゴマが多いので描きたいモノとそうでないモノを
> 整理すればもっと詰められます。決めゴマは迫力があって
> よかったです。
これ、どこかの連載作品の評価じゃないですよね?
肥田野健太郎くん(18)。TK Works co.は、キミの才能を待っているぞ!
・神々よ! 矛盾する命令を与えられると機械はエラーを起こす! 自己保存のため 今の二つの命令は無かったことにする
コトさん。キクはあなたの作ったものだと思いますが、第3条が第2条を上回るような設計って、ロボット工学的にまずいんじゃないですか?
・ドラムの達人 通称「キム公」!
そふとくり〜むには「ゆう帝」とか「みや王」も出てくるのかなぁ。ちょっと楽しみです。
・今回、微妙な間違い探しがあるP(ページ)があります。フキ出しも数えて全部で5つ………多分<優征>
たぶん、p165の1コマ目と2コマ目ですね。2コマ目に注目してみると……、
・「…!!」のフキダシがない(担当が写植を打ち間違っている)
・右手奥のテーブルのワイングラスがない(つまみ食いをした客は人として間違っている)
・ウェイターが両手で盆を持っている(マナーを間違っている)
・ネウロの左手が開いている(ジャンケンのチョキを出そうとして間違っている)
・左手手前のワインの色が違う(アシスタントがトーンを間違っている)
……って、なんだか一九ポンチ咄みたいだ。
・テニスマガジンに毎号テニプリの必殺技を実際に打つための解説が掲載されてます<剛>
飯匙倩(ハブ)の打ち方が載っている号をご存じの方は、ご一報ください。
100冊買いますので。