10号雑感


●表紙&巻頭カラー

いやあ、集英社のすばらしい配慮に拍手です。
44ページでジャンプを引き裂いてしまえば、不快な思いをしないで今週号のジャンプを読むことができますからね。


あとは、表紙から44ページまでの部分を燃やすもよし、シュレッダーにかけるもよし、エアーガンの的にするもよしというわけです。



●V.D(バレンタインデー)スペシャルポスター

ああ、連載さえ続いていればここに透瑠さんが載っていた可能性だってあったはずなのに……。

そういえば、去年はイヴ嬢がバレンタインのポスターを飾っていましたっけ。



●劇場版『テニスの王子様 二人のサムライ THE FIRST GAME』 全国95館で絶賛公開中!!

・手塚の技は宇宙と恐竜出現!?

なにを考えてつくったんだ? この映画のスタッフは……。
そりゃあ、少林サッカーだって超えるってもんですよ。



●パンツ100%

・そのイベントに さつきと参加したらあの放課後のキスの続きが待っていて でも 西野の告白を断ることなんてできるわけもなくて そして東城は――――…

どんなにイベントを重ねても、翌週にはすべての記憶を失ってしまう万年ジェイル・ハウス・ロック男、J平。
そのニワトリ以下の脳味噌しか持たない男が、これほど長くキスや告白を覚えていたということには、素直に驚きを禁じえません。


しかし、この矛盾に満ちたJ平の言動を説明する方法がないわけでもないのです。
これは仮説に過ぎませんが、J平の記憶消去スイッチは、目の前でパンツがちらついた瞬間に発動するのではないかと私は睨んでいます。
なにより、今週号で「巻頭カラーだったにもかかわらずパンツが一枚も出ていない」という、このマンガの(最低な)存在意義を失いかねないような異常な事態は、この説の鍵を握っているような気がしてなりません。


・風に吹かれてスカートめくれて!! ボクらのハート撃ち抜くいちご達(ストロベリーパンティーズ)!!

本当にパンツしか売りがないんだなぁ。このマンガは……。
この作品を任されたばっかりに、こんなアオリしか書くことができない担当編集が哀れでなりません。


・では失敬! 親友真中よ!!

なんという残酷な描写! 女にフラれて気が狂ってしまう男子高校生のにこやかな笑顔だなんて、こんな血も涙もないカットはハンター×ハンターでも出てきませんよ!!
こんなレッドゾーンブッチギリのシーンをジャンプに載せていいんですか!? 子供たちだって(間違って)読んじゃうかもしれないんですよ!


せめてR15指定くらいはつけておかないと、いまに集英社は裁判沙汰になると思います。
全編スミ塗りにするなら、なおOK。


・帰りたい… 帰りたいけどでもさっき… とっさにブラジャー 後ろの方に投げちゃって ブラジャーはあの荷物のどこかに…

バカだなぁ。この女は本っ当にバカだ。
まあ、このマンガにバカじゃない女なんて出てこないんですけどね。(なぜならエロシーンを提供するためだけに、神(=河下先生)に動かされているから)。


・一緒の高校に来て 一緒に映画も作って それなのに そんなに その男のことが好きなのか!?

だったら、小宮山にもまったく同じ権利が発生するわけですよね。


・俺には口を出す権利はないのかもしれないけど…

わかってんなら黙ってろ!


・もしかして あの男が東城の…!?

名前を含めて相手の情報がまったく出てこなかったし、必要もないのに髪型を隠す帽子を着用。
はい。これで弟オチ確定ですね。

ここで、5・6号にだけ出てきた麻生くんが陰で涙ぐましいアタックをしていてイベントに誘った……とかいう意外な話だったらコミックスをブックオフで全巻揃え(て火を点け)たんですけれどね。


・淳平くん…

また無駄なことを……。
遠隔攻撃を無効化する能力にかけてはシルバースキン以上とさえいわれているJ平ですよ。ヤツにダメージを与えるためには近距離でのパンツか、自らの肉体を駆使しての接近戦しかありません。



●ボーボボ

・毛の均衡は崩れた… 兄者達が動き出す

うわー、まさかまだ3人も兄がいただなんて。
名前はなんていうんでしょう? さっぱり予想できないなぁ。
(長男から順番にバババーバ・バーババビビビービ・ビービビブブブーブ・ブーブブ。花京院の魂を全部賭けよう!)


・GO TO HELL!!!!

カンチョー君、すげーカッコイイです。
ハイドレート様にはぜひとも撃沈してもらって、これでシリーズ終わりにしてもらえないかなぁ。そうしたら伝説を作れますよ。
次週のタイトルは、『そして一年後』ってことでいいんじゃないかと。



●デスノート

・名前なんて覚えてないよ…………

なるほど、そういう展開できましたか。
私はてっきり、ノートの存在を知ったLが、手続きをして名前を変えちゃっているのかと思っていました。「夜神 月」とかにしてしまえば、どうにかなるんじゃないかと。
(同姓同名の者を一度には殺せないとしても、自分の顔を思い浮かべないまま自分の名前を書くのはちょっと難しそうですからね)


・でも 流河早樹は名乗った名前と本名が違っていた… そう… 確かに それは覚えてる……………

ここで言及されていないということは、Lって日本人名のようですね。
すくなくとも英語名とかだったら、そう考えるでしょうし……。


ところで、世界中の犯罪者を裁いていた物語当初、一般的な日本人にはアルファベットの表記すらままならないアラビア語名とかの犯罪者って、ノートに名前を書けていたんでしょうか?
なんとなく、日本人と英語圏(ひょっとしたら中国語圏も含まれるかも)の犯罪者ばかりが抹殺されていたような気がします。


リューク… 何故 ミサに憑いている!? ………

見える人なら、カメラ越しにも死神の姿が見えるわけですか。
ちょっと意外な感じです。



●アイシールド

・123rd down そして一年後

よかった。本っ当によかった。先週から、もうこればっかりが気になっていました。
いつもは巻頭から順番に読んでゆくジャンプですが、今週号に限っては(巻頭カラーの作品を見たくないこともあって)一番最初に、このマンガをチェックしたくらいです。


ページをめくって試合が続いていることにまず胸を撫で下ろし、ポセイドンのゴールキックで不安を覚え、まも姉さんのジェスチャーに軽く一息入れさせてもらった後、「バカ」の活躍に安堵を含めた笑いを与えられました。
(もう、瀧くんの呼び名は「糞(ファッキン)アゴヒゲ」じゃなくって「糞(ファッキン)バカ」でいいです)

そして、両チームの「譲れない気持ち」を見せつけられた上での逆転。
これほどのエピソードがどうして巻頭カラーに選ばれないのか不思議でなりません。



こち亀

・「シンプルなタイプよ あれは」「えっ わかるの?」

いやいや、70メートル離れた時限爆弾のコードの色を裸眼で見分けるエヴァ・マリー・フィールド女史に対する正しいツッコミは、「わかるの?」じゃなくて「見えるの?」ですよ。


一度、こちらで調査したことがあるのですが、仮にコードの直径を(太めに見積もって)3mmだとすれば、彼女の視力は計算上6.8という化け物じみたものになります。

逆に、現場に入るほぼ全員が爆弾のコードやタイマーを認識できたことから、これが視力1.5で認識できるサイズだとすれば、コードの太さは最低でも13.6mm……。
直径5mmのアーチェリーの矢で切断するのはちょっと難しいんじゃないでしょうか?



●ゲドーくん

・つまり無数の生物が合体して一つの命を形作っているわけです もともと合体しているのだから さらに合体することも不可能ではないのです

おおっ! デーモン一族!!
「ガーくん 血まみれでも きみはうつくしい」とかいってくれないかなぁ(いいません)。


・外堂 サイガーフェニックスです!!

サイガーフェニックスって、祭門(サイモン)+賀亜不安来(ガーファンクル)+フェニックスですか?
なんだか、どさくさに紛れてフェニックスが混じっているのが気になります。ちょっと語呂悪いし……。



●ハンター

・500万の国民が10日間で“選別”されるなら 単純計算で一日50万!! 生き残るのは おそらく一割

生き残るのは1%じゃなかったんですか? 先週号では「容易に 5万人の即席軍隊が出来上がる 495万の屍の上にな」ってキルアがいってましたよ。

天上不知唯我独損(ハコワレ)みたいな小難しい技を使うナックルが数字が苦手ってことはないと思うんですけれどね。


・オレを責めて気が済むならそうしろよ! だが 代案も出さず正義面だけしたいってのは虫が良すぎないか!?

脳天にガツンとくるいいセリフでした。
口先で批難するだけなら誰にでもできるし気分も晴れるかもしれない。でも、それだけではなにも解決しないんですよね。

シュートというキャラが一気に好きになりましたよ。



●武装錬金

・ならば その再生力を更に上回るスピードで攻撃を繰り出せば――――――!

どうしてだろう。ケルベロスのナイザーが人狼を仕留めた話と同じパターンなのに、片方は笑えて片方は素直に「おおっ!」と思ってしまいます。
もちろん、どちらの方が鼻で笑える出来かはいうまでもないことですよね。
矢吹先生は偉大です。



●次号より新連載開始!! 期待高まる新ヒーローはどんなヤツ!?

ついに改変期を迎えて新連載が2つ始まるようです。

ミスフル鈴木先生は相変らずアシスタントを募集されているようですし、残念ながらここで切られる可能性はなさそうです。
今週号の展開と471ページの「期待にこたえる傑作満載!! 連載陣」の並びからすると、打ち切り枠はゲドー君Wāqwāqの二作品でほぼ確定なのかなぁ。_| ̄|○



●目次コメント

・劇場版とにかく凄い!! スポーツA(アニメ)の常識を、カンフーハッスルを超えました! 是非劇場で!<剛>

先週の少林サッカーに続いてカンフーハッスルまで超えてしまった劇場版テニス様。
ひょっとして許斐先生って、テニスがどういうものか知らないんでしょうか? 普通のテニスプレイヤーは分身したり光ったり煙を上げたりしないものなんですよ。