3・4合併号雑感
今年最後のジャンプ。休載作品がない上、ボーボボの立体マンガとか、ブリーチのプレミアムコミックスカバーとかオマケ満載! これなら、240円も納得のお値段です。
……でも、ブリーチってコミックス持ってないから、カバーの使い道がないんですよね。
・大田原が… まともな事を言ってる!!
> 驚くとこなんだ そこ!!
とのリアクションが返ってきましたが、私も素で驚きました。
鼻でもほじりながら、「なっとらんな あのチビは」とかいうくらいが精一杯だと思っていたので……。
・何様だ 大吉!! 農家の人が一生懸命作った母さんを お米に手をあげるな!!
文章の組み立てはともかくとして、すごく正論です。こういうお父さん像をいまのマンガで見ることができるとは思っていませんでした。
こういうことをちゃんと描いてくれるから、アイシールドは大好きです。
・パワー スピード キャッチングの三位一体で― 泥門チビーズ ボールを奪取―!!
「逃げない」という決意、父親の言葉で自覚した自分の長所、仲間の支援といくつもの要素を見事に絡めて小結くんの勝利。
しかも、ランとキャッチの見せ場もきっちり描ききっているあたりもすごく燃えました。
この作品はどこまで熱く、深く、丁寧に物語を掘り下げていくのでしょう?
●ブリーチ
・こっちだけ始解のままで… 卍解に勝とうなんてのがナメた話だ…
もう、あまりにも久保先生の主人公バンザイ主義に乗っ取った筋書きが見え見えで、感情が一ミリたりとも刺激されません。
本当に、この作品は主人公が出てきた途端におもしろさ急転直下ですよ。
・飛び出す爆笑!! 立体漫画SP(スペシャル)!!
こういう企画物があるたびに、澤井先生の凄さが伝わってきます。
企画をきちんと処理した上で、さらに、それを作品の「笑い」につなげる丁寧な姿勢には本当に好感が持てます。
ところで、これってコミックスではどうなるんでしょう?
メガネがオマケにつくのかなぁ。
・週刊少年ジャンプ3・4合併号 3Dメガネ
> 12月27日発売の「赤マルジャンプ」でも本誌連載マンガ番外編が3Dに!! 発売日までこのメガネをなくさずとっておこう!!
いったい、なにが飛び出すというのでしょうか?
20ページの赤マルジャンプ予告によると、本誌連載作品の番外編があるのは「デスノート」「アイシールド」「リボーン」「パンツ」の4作品。
……まさか、真中の内臓が飛び出すとか?
・このマンガを読むときの注意
> 3Dメガネのフィルムを直接口に入れないで下さい。
小麦粉・卵にパン粉をまぶして揚げれば食べられるとでも?
(合の手は、「忍者ハットリ〜」の方でお願いします)
・ポルシェの中の秘密の会話
> 「よく考えろ あいつを殺せばいいだけだ 逆に その前に電話した人間を殺せば 通信記録から おまえが怪しまれるんじゃないか?」
> 「…そうか… レム おまえ 頭良いな… では 操って 着信履歴を消させて殺す」
> 「……しかし電話会社の方の記録は残るぞ…」
ミサミサを守るためにありとあらゆる知識を総動員するレム姉さんがステキすぎます。
相当、勉強熱心な死神ですね。
・…………とにかく 殺さなければ
だから、車の中で携帯を使うなっていってるだろーが!!
・マネージャー 松井太郎の履歴書
写真がなくってホッとしました。
顔が残っていれば、死神の目を取り引きするという方法で即死していたはずでしょうからね。
この作品から松田さんがいなくなっちゃうと、切れ者ばかりのギスギスした話になっちゃうおそれがあるので、最後まで生き残らせてもらいたいものです。
それに、彼はなんだか他人とは思えませんし……。
(紳士FLASHでも取り上げられていたデスノート占いを参照しました)
・山下太一郎
え? ガモウ先生大場先生って、こせきこうじ先生リスペクトだったんですか?
この名前って、どう見ても、「県立海空高校野球部員山下たろーくん」+「ペナントレースやまだたいちの奇蹟」+「ああ一郎」じゃないですか。
・次号、猛追!? 大増31P(ページ) センターカラー『寸止(すんどめ)』!!
センターで、寸止(すんどめ)……。
まさか、持ち歩いていたS.& W.357 MAGNUMが暴発するなんてオチじゃないですよね?
●MP0
・オモシロイ魔法
【科学はどうでもいい。問題はパンツが脱がせられるかどうかだ】!!
こんな、便利な魔法を、影井先生がどこで覚えたのかが気になります。
やっぱり、チンカラホイかなぁ。
・退(さがる)です 山崎 退
本家の対極に位置するような名前とかそんなことはどうでもいいです。ただただ、わが子に「退」というムチャな字を与えた親の顔を見せてください。
まあ、愛娘にジャイ子(本名)と名付けた剛田家の親よりはマシなのかもしれないですが……。
ところで、ムチャな漢字といえば、「ぷりぷり県」の主人公の弟は劣也(れつや)というイカした名前でしたっけ。
・ジャスタウェイはジャスタウェイ以外の何物でもない それ以上でもそれ以下でもない!
以前、紫電房にも書き込んだことですが、私はこの手のセリフを聞くたびに、心の中でモヤモヤとしたものを覚えます。
つまり、「A以上でもA以下でもない」って実際にはありえないことなんじゃないかと思うんですよ。
「以上(≦)」も「以下(≧)」も等価(=)を含んだものなので、上の言葉をいいかえると、「Aより上ではないし、Aより下でもないし、Aでもない」となり、そもそも存在していないんじゃないかという矛盾を感じてしまいます。
「A以外の何物でもない」という表現なら、こういう気持ちを抱くことはないんですけどね。
・あい いたの?
まさか、コレも中学生と言い張るつもりですか? 許斐先生。
どう見てもこの男、裏社会で20年くらい暗殺稼業をこなしてきたような風格が漂っているんですが……。
・何だ今の動き…は!?
そんな……。いくらなんでもひどすぎます。
テニス様の誌面で「動き」を理解するのなんて、地球人には不可能なんですよ! せめて、なにがあったかセリフで説明してください!
・まぁ いい機会なんじゃねーの? 実験だと思ってつきあってやれよ 一度に女の子4人の愛をうけとめることができるか どうかさ
なんですか? このモップ頭は……。
このマンガの最終回って、作者が女性解放活動の運動家に刺されて、いきなり打ち切りっていうパターンでもまったく驚きません。
・言いたいこと言って… こっちはユウウツだよ!
じゃあ、断ればいいのに……。
どうせ実験なんだから。
・何 イチャついてんのよ アンタ達〜〜〜!!
飛び蹴りした彼女のサンダル、つま先から刃が飛び出すスパイ仕様とかになってないんでしょうか?
今の世の中、物騒ですからそれくらいの武装は女性のたしなみですよ。
●ジャンプ小説大賞
・コレやっちゃったら問題外! 残念無念の落・第・生!!
> 盗作!
> 人の作品を自分で書いたように見せるなんて言語道断! そんなのプロの目にはすぐにバレバレだから、絶対にやっちゃダメだぞ〜!
いきなりこんなことでダメ出しされるなんて、小説の世界って厳しいんですね。
あえてどの作品とはいいませんが、マンガだったら色々パクっても、4年くらいは騙し騙し連載できるというのに……。
●ミスフル
・跳ねた泥もまた勲章!!
いや、「跳ねた泥」どころか10年くらい土牢に閉じ込められていた顔ですよ。
どうして、ヘッドスライディングをしたくらいで、こんなに衰弱しているんですか? 牛尾キャプテンは。
・柱の中に入った いや 潜った…!
マズい! あまりにもマズいですよ、根来さん!
ダイバーダウンなんか使っちゃったら、ヘタレ化は絶対に避けられません!!
・戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ) “木星(ジュピター)”
いきなり、Jupiterって、ホルストの組曲「惑星」がモチーフなんでしょうか?
ところで、木星ってほとんどが水素とヘリウムでできているため異常に軽く、水にも浮いちゃうそうですよ(もちろん、それだけ大きなプールを用意するのは、ちょっと大変ですが)。
もちろん、大きさが大きさですから、その質量は巨大ですけどね。
・自動操作モード
「操られている」ときのシャルナークの髪型が妖怪アンテナ風になっているのは、感度を上げるためのギミックでしょうか?
それにしても「気乗りしない奥の手」って、こういう作戦でしたか。
私はてっきり、シャルの体内か携帯には小さな本体が潜んでいて、これまでシャルナークとして働いていたのは、別の人間(たぶん、クルタ族の生き残り)を操作しているのかなぁとか思っていたんですが……(「ダイの大冒険」におけるピロロとキルバーンの関係ですね)。
すでに操られている肉体なら、「早い者勝ち」で別の能力者の操作は受けないというオチもあるかと考えていましたが、部分的にしか当たっていませんでしたね。
ああ、よかった。花京院の魂とか賭けてなくて……。
・服を捨てただか…!!
某パンツマンガなら、この脱出シーンだけで3ページは使うんでしょうね。
あと、「服を脱いだ今 もうその手は使えねェだぞ―――!!」とか言ってる間に、あと2枚を脱がすためのアクシデント(小枝が偶然引っ掛かるとか、下着を盗む猿が出てくるとか)が起こると思われます。
……他の作品で置き換えてみると、いかにあのパンツマンガが最低かよく理解できます。
●こち亀
結局、日本にサンタクロースが来たのは江戸時代なんですか? 1543年(室町時代)なんですか?
・フェニックス… ドラゴン… それにペガサスまで…
> あとキグナスとアンドロメダがそろえば
……ってツッコミを自分で入れちゃダメですよ、岡野先生!!
ネット上には、こういうネタを自分で見つけたいと思っている感想書きの方も多いんですから(たとえばマイケルさんとか)。
・頭脚人間は一頭一千万円以上で売れるからね
「一頭」という数え方はいかにも悪役っぽく、うまい演出だと思いました。
……でも、頭と脚しかない彼らの数え方としては、あまりにも理にかなっているんですよね。
すくなくとも、蝶を一頭二頭と数えるよりは、よっぽど納得ができるというものですよ。
・くっ… おのれ こうなったら!! 私一人でもキサマと戦うぞ!!
どうも頭脚人間の鬼逐城司くんがこんなことをいうと、首なし人間の安怒竜(アンドリュウ)くんとの一心同体ぶりを強調されているのか、単に「下の人などいない」といっているのかわからなくなります。
・社長(ボス) 永井亜吾郎です 入りますよ
吉本新喜劇だったら、「昔々」とかあだ名をつけられていたところですね。
Long long ago.
・さあ はじめよう 世紀の大イベント 未確認生物同士のデスマッチ… レディ― ゴ――ッ!
正直、バトルマンガへの方向転換は避けてもらいたかったです……。
せっかく、死斑病の特効薬も完成したというのに、まったりのんびりマンガとしてのゲドーくんが再開しないのはとても残念ですよ。
それに、Gガンダムファンの私はべつにいいですが、ジャンプで「レディ― ゴ――ッ!」といえば、「シャーマンファイト レディーゴー」っていう縁起の悪い表紙ネタがありましたからねぇ。
・★うすた先生の作品は『ジャンプ』だけ
いくらスペースが確保できないからって、ここまでぞんざいな柱にしなくても……。
これだと、ジャンプを作っているのがうすた先生みたいじゃないですか。
・くそ〜 何だよ この状況… なんで 僕 イブの夜中にコスプレしたおっさんの霊に説教されなきゃいけないの――!?
およそ想像の範囲を超越したダメクリスマス・イブ。
こんなシチュエーションだけはなんとしても避けたいので、お教のCDでも買って、聖夜に清めの塩でもなめながらエンドレスで聞き続けます(←なんだか、もっとダメな状況になっているような……)。
・ブロックに凝ってます。1つのキットだけでもかなり色々なものが作り出せ、快感です<義博>
冨樫先生、プレステを取り上げられちゃったんですか!?
せっかくドラクエも発売になったというのに、ありえないくらいの頻度で掲載されている理由は、そこにあったわけですね。
・年をとるごとに月日の経つのを早く感じる。今年も色々あったな。入稿したり校了したり入稿したり…<大西>
入稿も校了も、他の編集に比べて圧倒的にすくなかったという切実な苦悩が伝わってきます。
そりゃあ、プレステを取り上げたくなる気持ちもわからないではありません。