36号雑感

●ワンピース

・大喧嘩
どっちの理屈も感情も理解できるし共感できるので、このケンカには引き込まれました。
尾田先生は、どうやって決着をつけるんでしょう?


船長として仲間の命を思うなら、もう次の島までの航海にも耐えない船をウソップに渡すわけにもいかないでしょうし、GM号を自分の手で破壊するしかないのかなぁ。


●デスノート

ミサちゃんはいつから疑われていたんですか?
部屋から物証が出てきたとしても、そこに至るまでの道筋があまりに唐突なような……。

でも、これだけシビれる展開を見せてくれるなら、あえてその辺の多少のムリにも目をつむります。


●銀魂

・人間ってのはその立ち直り方で二種類に大別できるんだ

銀魂で「いい言葉」が出てくるのは毎度のことなので、ある意味食傷気味でしたが、今週の長谷川さんのこの言葉はよかったです。
そしてだれも聞いてないのが、なおさらグッド! この辺、空知先生の照れ隠しなのかなぁ。


扱いの悪さにめげない長谷川さんのいい人っぷりを、私は心から応援します。


・志村後ろォォォ!!

で、ここに来てドリフネタですか。
この作品も、某パンツ作品とは別の意味でR指定ですね。


●テニス様

・「うおおーっ アイツどーいう気だ!?」

いや、ドロップボレーに対してそんな声を上げてるあなたがたの方が「どういう気」なのか知りたい。

だいたい、これってスポーツの声援で出てくる言葉じゃないような……。
一番近いのは、戦いの最中に両目を潰して「気でも違ったか!」といわれたドラゴン紫龍でしょうか。


・こんな事言って笑われるかもしれませんが… 越前と試合した時 奴の中にサムライのようなものを見ました

ああーっ、ツッコミてぇーっ!!!
こんなおいしいボケを放りっぱなしにするなんて、許斐先生は本当にスゴいギャグ作家です。
これほどのギャグを考えつけるのは、ジャンプ作家の中でも許斐先生とうすた先生くらいでしょうが、うすた先生ではこれほど思いきった使い方はできないと思います。

渾身のギャグをあえてぞんざいに扱って、ツッコミという形で読者の気持ちを呼び込む。
ギャグを引き立てると同時に、読者の感情移入を増強するなんて、とんでもないマンガテクニックですよ。
テニスを題材にしながらも、スポーツマンガというカテゴリーを捨てて、ギャグマンガに転身した許斐先生の判断はあまりにも正しかったといわざるをえません。


先週で終わったテニプリマンガスクールで、「ギャグの描き方」がなかったのは、やはり、これが許斐先生の飯の種だからなんでしょうね。


●パンツ100%

……なんというか、本当にこの向井という女には不快感を掻き立てられます。


・ごめんなっ 俺の友達 悪い奴じゃないけど 変なのが多くて

そのゴミのような命が惜しいなら、そんなこといわない方がいいですよ。
「貴様に友達扱いされるくらいなら、殺人罪で捕まった方がマシだ!」と考える男が、地球上には30億人くらいいますからね。


・そうだな…こずえちゃんがヒロインの役だとして

まさに破れ鍋に綴じ蓋。
もう、妄想人間同士がくっついて最終回ってことにしたらいいですよ。不快な主人公と不快な女がくっつくならハッピーエンドといえなくもないし。


●SBR

・オレのは『技術(ワザ)』だ

鉄球の秘密が明らかになるのは、まだまだ先の話になりそうです。「立ち向かうもの(スタンド)」よりもよっぽど謎だと思うんですが……。

ジャイロの機転や応用を楽しむためにも、鉄球の原理や制約を早く明らかにしてほしいです。


●ゲドーくん

・ロケット花火にくくりつける?

スカイドンウルトラマン、第34話「空からの贈り物」)を思い出しましたが、岡野先生も意識していたのでしょうか?


・ごめんなさい お兄ちゃん 私… 本当はとっくに知っていたのです
・玲奈ちゃん… 知ってたんだわ… 病気のことを…
・なんてことだ… 外堂の妹は死斑病だったのか…

もう、どこかの家政婦みたいにピーピングばっかり。
でも、こんな風に無駄のなさすぎる展開を見せつけられると、ラストスパートに入ったみたいで不安です。


●マンキン

阿弥陀流 無無明亦無

これで原稿料がもらえるなら、私もマンガ家になりたいです。


●全部サイコー!! 最大興奮夏J

・TRANS BOY

最高ナルト、最好パンツ、最驚デスノート、最攻ブリーチ、最光アイシールド、最航ワンピース、最恐ムヒョとロージーの魔法律相談事務所という前座をはべらせ、大トリである「TRANS BOY」のどこかで見たような優美で美しいカットに燦然と輝く最乞最巧の文字!!!


われわれはこの日を待っていました!
そう、ついに、あの聖典「黒猫」を描かれた神のマンガ家、矢吹健太朗先生がジャンプに帰ってくるのです!!
たった49ページしかない読み切りで、しかも、巻頭ではなくセンターカラーという扱いの悪さには、正直怒りを禁じえませんが、それでもこのニュースは朗報……、いえ、福音といって過言ではありません。


来週のジャンプで、われわれはいったいどれほどの圧倒的オリジナリティを目の当たりにするのでしょうか?
p23の
> 「謎の少女との出会いが少年の運命を変えた!! 異色ヒーロー誕生…!?」
の紹介文を読むと、この時点ですでにブリーチや武装錬金ウィングマンにすらパクられてそうな気もしますが、そんな予想など矢吹先生なら軽々と覆してくださることでしょう。

次週のジャンプが本当に待ち遠しいです。