27号  追加


掲示板に書き込んだことを、そのまんまコピーですが……。


D.Gray-man

第1話を読んだ限りでは、もう一つ練り込みが足りないような不満を覚えました(スピンちゃんショックで辛口になってしまっているという点を差し引いても)。

具体的には……、

・猫が伏線でもなんでもなかったこと

・「まだまだ殺します 早く止めないと手に負えなくなりますよ」といった主人公のニコニコ顔
(猫を撫でているにしても、いくらなんでもセリフとマッチしていないような……)

・「がんばってマルク義兄さん 天国の姉さんも きっとそう願ってるわ」というセリフに対するマルク(=クレア)のリアクションがなかったこと
(これをうまく描けば、クライマックスの盛り上がりが3割はアップしたはずです)

・「毒のウィルス」というあんまりな言語感覚

・全体的にセリフが唐突すぎること
(会話の組み立てが、今一つ弱いような気がします。最後のページなんて、あとから付け足したみたいに不自然すぎますし)


星形のウィルス侵食とか、「鬼の手」を見た警部のジンマシンとか、いびつな形の月とか、千年伯爵の造形とか、ビジュアルに関してはおもしろいオリジナリティを持っていると思いますのでその点は期待していますが、一番時間をかけられるはずの第1話のネームがこれだと、ストーリーマンガとしては、ちょっと過大な期待はできないかなぁ……というのが現段階の評価ですね。

とはいえ、他の新連載作品がアレですから、できればこの予想がイイ方向に外れてもらいたいところです。