10号雑感


これまで感想は掲載順に書いていたのですが、今週は透瑠さんが出てくるであろう15ページ分がなぜか丸ごと消え落ちていた「太臓もて王サーガ」から……。


●もて王

・前号のあらすじ

「やっぱりスピンだったんだ!!」に大爆笑でした。
新担当さん、グッジョブですよ。さすがに「お茶」の洗礼をくぐり抜けただけあって、有望そうな人ですね。


・え…? 何だコレ この状況はいったい…!?

このシーンで「何でもできる証拠のアレ」とか「あててんのか?」よりも、真っ先に効果音の「ドクン ドクン」に注目してしまった人は、おそらくパンツマンガの呪いにかかっていると思われます。
(たぶん日本で一人だけだろうなぁ。こんな呪いに苦しんでるのは……)


・だから頼む! 金払うからあいすちゃんの声で『真白木先パイ大好きです』って言ってくれ!! あと『私のおっぱ…ダメだあ――!! いやらしすぎてとても言えん

なんていうか、私がこの作品で一番共感できるキャラって真白木先輩のような気がします。
……いや、むしろ真白木先輩の純真さに共感できないような男は、この日本から出て行っていただきたい。


・―真白木は― 2度と現実へは戻れなかった…

え? まさか、これってセンターJ平のオチと同じじゃないですか。もしかして、大亜門先生、私のサイトを見てくださっているんですか?(落ち着け、あまりに有名すぎるジョジョネタだ)

だったら頼みます! アンケート出すので透瑠さんを再登場させてください!! あと「目黒さん大好…ダメだあ――!! 畏れ多すぎてとてもいえない!!


・円(まどか)先生!! 今日こそ!! 今日こそは 先生の裸体をエッチスケッチワンタッチさせて下さい!! ムリならせめて結婚して下さい!!

ワンタッチの時点で、芸術から犯罪へシフトしているように思うのですが、単なる気のせいですか?
それにしても、太臓王子。これほど土下座姿が似合うキャラは、かつて見たことが……、ああ、鈴木土下座衛門がいたっけ。


・その うまいこと言おうとする根性が勘に障るのでダメです

これまで悠というキャラが、太臓王子に対して「表では忠誠を装いながら、裏では陰湿に罠を仕掛ける」という感じがしてあまり好きではなかったのですが、この一言で認識を改めさせられました。
裏表なく一途におちょくっていたんですね。だったらOKです。



●ワンピース

・どうやったか知らねェが海軍の軍艦を6隻も沈めたらしい

「ハナハナの実を使ったとしても軍艦6隻を沈めるのはちょっと難しいんじゃないかなぁ」とか、「たとえ可能だとしても8歳でそんな非情な行動に出るのは、(いくら事情があったとしても)主人公側のキャラクターとしてマズイんじゃないか」とか思っていたんですが、こういう真実があったんですね。
やっと納得できました。



●渦巻くスリル! 事件はJ(ジャンプ)で起きている!!!(ジャンプコミックスのお知らせ)

・キラを崇拝する男に月(ライト)が託したモノは!?

第2部に入ってからコミックスを購入しなくなったDEATH NOTEももう10巻ですか。
この広告を見るとXキラこと魅上照も今巻から登場するようですね。


ところで手元にジャンプがないため詳細は確認できないのですが、たしか、魅上がデスノートを使いながらリュークに「神ではなく、神の使いである」ことを確認していたシーンで、机上に置いていた照明が、通常とは違う方向に影を生み出していたことがありました。

「右利きの魅上が手の右側に照明を置いて「削除」していると、そのペンの影が右側に伸びる」という斬新すぎるカットに、「なるほど、こうやって魅上の異常性とそれを操る照明(ライト)の存在を演出しているのか! さすがは小畑先生。すでに大きく乗り越えられてしまったとはいえ、矢吹先生を育てた実績は伊達じゃない!」と、私は感服することしきりだったものです。

ですが、もしかするとこの奥深いテクニックも、矢吹先生が通った悲しみの道(ヴィア・ドロローサ)のようにコミックスでは改悪されるという事態になっているのでしょうか?
ぜひとも、識者の意見を訊ねたいところです。



●アイシールド

・俺らは普通に入試で入れる 超絶バカのテメーをねじ込んどいたぞ この糞(ファッキン)デブ!!

栗田さんが元神龍寺生っていうことと、阿含が栗田さんを追い出したという話がどう繋がるのかと思っていましたが、なるほどこんな真相が……。
ロビンの過去に引き続き、納得です。尾田先生も稲田先生も、本当に隙なく話を組み立てますねぇ。



●デスノート

・「何の為に」「念の為に」

その、うまいことをいおうとする根性が勘に障るので、ガモウ先生はダメなんですよ。


・ふざけるなー ミサミサを出さずに終わらす気かー ミサミサを出せー

黒服に連行される観客A。
噂で聞いた都市伝説、「きれいな金玉事件」でも、こういう黒服の暗躍があったのでしょうか。



●ナルト

ダメだ。この扉絵、何度見直しても「男二人が服を着たまま湯船でオナラ真挙」にしか見えなくて笑ってしまう。
月光相手にこんなことやったら、怒粧墨を浮かべて襲いかかってきますよ。



●ブリーチ

大義なき正義は殺戮に過ぎない だが大義の下の殺戮は 正義だ

常々考えていることですが、「正義」という言葉って旗印に掲げるほどすばらしいものとは思えないんですよね。「悪」とはたしかに忌むべきものでしょうが、その反意語は「正義」などではなく「善」であるはずなんですよ。
「正義」とは結局、勝者(=力ある者)の「独善」であって、これもまた「善」とは対極に位置するものだと思います。
(だから「正義」と「悪」は、互いに背中合わせのものであるし、時代や価値観によって立場が変わるのだとも考えています)


ですから、私は「自分が正義だ」という人は好きになれません。「正義の味方」は大好きなんですけどね。
(ところで、この本、もう絶版になっちゃったんでしょうか? けっこう読みごたえがあってオススメなんですが)



●銀魂

哀川翔を見習えェェ!! デッドオアアライブの時のォォ!! こんなんだったぞォォ!!

「DEAD OR ALIVE〜犯罪者〜」を見た人には2種類しかいない。ラストが許せる人と許せない人だ。


ちなみに私は「許せない」派です。
……いくらなんでも、あれはナシだよ。