34号雑感

今週号を読む前に購入した切手20枚のうち1枚をアンケートで使用しました。もちろん一番おもしろいマンガは「もて王」です。
残り19枚も、すべて「もて王」に費やす所存ですとも。(え? 20週だけ?)


●もて王

待っていました、大亜門先生!!
他の作家なら絶対に手を出さない危険地帯から、(作家)生命を削ってネタをつくりあげるその姿勢、まさにプロの鑑です。
まさに「大亜門先生ッ! あなたの命がけの行動ッ! ぼくは敬意を表するッ!」ですよ。


・表紙

逃げまどう女の子たちの最後尾で悲鳴を上げている娘……、透瑠さんなのかなぁ?
まあ、このシチュエーションで透瑠さんが無力に叫んでいるだけなんてことはありえないわけですが……。


・「異性に好かれたい」 雌雄のある生物にとって それは ごく自然な欲求である

また、露出狂に笑わされました。
孔雀や亀の求愛ディスプレイを歪んだ形で人間に投影したギャグであるというだけでも笑えますが、ヒロイヤルシティの「近年ますます多様化 凶暴化する日本の犯罪」をフラッシュバックさせるなんて、いきなり反則すぎます。


太臓もて王サーガ

太臓の「太」の字が「大+」になっているのがイヤすぎて最高です。
じっくり見ていると、大の字に寝っ転がってアスタリスクゲートを広げている姿に脳内変換されてしまいますよ。


・第1章 ハロー来訪者

いいなぁ、大亜門先生。本当にいいです。
ギャグセンスとセリフ回しの巧みさだけでも好きにならずにはいられない作家さんですが、ジョジョ好き、荒木先生好きという嗜好の一致がさらに好感度を上げてくれます。

「バオー」ネタをジャンプで見るのなんて、「純情パイン」(ISBN:4088731042)に出てきたヘアーサロンの名前以来ですよ。


・とりあえず いちごの真中ぐらいもてたいんでよろしく!!!

飲みかけていたお茶を吹きました。もう大亜門先生のマンガを読んでいるときは飲食禁止です(自分ルール)。

ところで、「よろしく」とは具体的にどういうことなんでしょう?
偶然女の子と二人っきりになったときにカギを壊してドアを開かなくしたり、ブレーカーを落として停電に見せかけたり、水着を盗むサルを飼育したりして協力してほしいということでしょうか?


・何を言う! もて王 真中の後を継ぐのは俺しかいない!

「後を継ぐ」という言葉の前提条件を考えて、じつにいい笑顔がにじみ出てきました。
これで某パンツマンガが34号終了だったら、このギャグの破壊力が3倍増しになっていたでしょうに……。


・腹が減れば子供を絞って血を飲むとか

じつに残念ですよ。これが1988年のジャンプだったら、3ページに渡って克明に描写できたんですけれどねぇ。
(……残念か?)


・にゅうりん

マスコットキャラで小さなお子様のアンケートもガッチリいただきだぜ! と思った私が甘すぎました。
どうして、大亜門先生はネタの一つ一つに怒られる要素をつけるかなぁ。


・で? その魔界のプリンス アシュラマンが人間界に修業にやってきたってわけか?

タイトルがタイトルだけに、「なっ流れる―― 助けて―― サムソンティーチャー!!」をやっちゃうと本気でシャレにならない事態になりそうです。
とくにギャワーとか枕詞につけると、もういいのがれはできません。


・さーて ボイスレコーダー 新聞部に返しに行くか!

大亜門先生の秀逸なセリフ回しが光ります。
セリフがオシャレな分、その影に潜んだ刃の鋭さと毒のキツさが引き立ちますよ。


・そんな下心に追わせる使い方すんだっけか そのことわざ

ああ……、この手のツッコミは、ぜひ透瑠さんの口から聞きたかったです。
それにしても、大亜門先生は本当にいい会話を組み立てますねぇ。


・くォォンにィ血ィはァァ… ぼォくゥ ドライマン…

「やっ やったッ!!」
「さすが大亜門先生! 他の作家にできない事(危険すぎて)を平然とやってのける そこにシビれる! あこがれるゥ!」
大亜門先生の奇妙というか危険な冒険より)


……って、連載早々小学館テレビ朝日を敵に回す肝っ玉にガクガクブルブルです。
呑邪鬼の肝を食らった劉備玄徳でも、これほど大胆不敵な真似はできないと思いますよ。


・空を自由に飛んデ逃ゲタい

怖すぎです。
こんなの町で見かけたら即死イベントかと思うわ!!


・「ったく いかにも更衣室荒らしって顔してんな コイツ」「そうですね 他にも色々な所 あらし回ってきたって顔ですね」「顔?」

色々な所って、ゲームセンターとかゲームセンターとかゲームセンターとか……?
最近(でもないけど)、これを買ったばかりなので、とてもタイムリーなネタでしたよ。


・マンガの奇妙な冒険者!! 大 亜門先生にお便り(ファンレター)を!!

「奇妙な冒険者」って、やっぱり編集部も確信犯的にやっちゃってるんですね。だったら「やり過ぎ」が原因で打ち切りってことは……ないと思いたいです。

……でも、大亜門先生って、自分から進んで地雷源に向かう人だからなぁ。



●ネウロ

・表紙

Xの背後に見え隠れしている文章はなんでしょうか?
「交じわると、最期の時」? それとも「最期の侍」かなぁ。


・登場人物

弥子ちゃんの好物は「蜂蜜入れヨーグルト」。
たしかにおいしいとは思いますが、「入り」ではなく「入れ」なのがすごく気になります。


・☆ありがとう! JC(コミックス)『ネウロ』第1巻大重版出来! 買ってくれた君、目次P(ページ)に隠された『謎』には気づいたかな? 逆さ文字のどこかに…!?

「たけだ」と「しろた」はわかりましたが、一文字だけの「お」がなんなのかさっぱりです。
第1話の犯人(鏡のトリックを使った人)の名前って、「お」さんなんでしょうか?
それとも2巻を揃えると、「わしお」になるのかなぁ。


・誰にでもなれる けどね 俺にだけはなれない 俺は自分の正体(なかみ)がわからないんだ

ルパン三世も、本当の顔は誰も知らないそうですね。



●テニス様

・くそう 皆すまねぇ… 負けちまいましたっ!!

人気投票で?
だとすれば、6位(乾)・18位(海堂)コンビが、27位(向日)・31位(日吉)コンビに負けることはなさそうですね。


・ウルセー 身内の悪口 言ってんじゃねーよ

「おい 乾! お前らが負ける確率教えてやろっか! 100%だぜ!」
「見ろ なっ ビビってるぜ」

身内の悪口はNGでも、敵に対しては容赦しない。ブチャラティ先輩(仮)って、このマンガには珍しいほど首尾一貫したキャラクターですね。


・おお――っ 日吉が最初から演武テニス!? そして… 向日先輩もムーンサルト殺法!!

「やかまし―――っ!!!」
「いきなり何をなさるの?」
「それがわからねー程 あほか お前は」
「おい おいっ おい!!」
「はい?」
「何してんだ? ん? 許斐先生よ」
「何って ムーンサルト殺法」
「それは見ればわかる」
「なんで いきなりブチャ先輩がムーンサルト殺法やってんだ?」
「読者がビックリするだろうと思って」
「たしかにビックリした だけどよ その後 ブチャ先輩の体力が切れて試合に負けるって思わなかったか?」
「うん 今 考えれば確かに
 でも その時は「ああこれでみんなをびっくりさせられる」って思ったらもう 読者のあきれる顔が見たい一心で 他の事はあんまり…」
「こいつ 出立ての芸人か」
「しかも天然系だ」

レベルT(テニス)より)



●ジャガーさん

・おい シミー

「ビリーだ… 二度と間違えるな! 私の名はビリーというんだ! ビニーでもシミーでもない!」
「すまんね」
(ニヤリ! さらにわざと名前を間違えて(ハマーに対する)怒りをさそっているぜ この男………根っからのサディストだぜ)

ジャガーさんの奇妙な冒険より)



●その目の奥に何かが見える

なぜ、もて王サーガの「目」は、タイトルキャラクターを差し置いて(年頃の男性にしか手を出さない)宏海くんなんでしょう?
無敵鉄姫スピンちゃん」の主人公がタイトルキャラのスピンちゃんではなく、ツッコミ天使の透瑠さんだったのと同じように、今回もツッコミ役が主人公を担っているのかなぁ。



●目次コメント

・もう楽しんでいただけるのなら何でもいいです。ギリギリまで戦い抜く覚悟です。よろしくお願いします。 <亜門>

えーと、信者の一人として一言……。
あなたがいつも「ギリギリ」なのは痛いほどわかっています。そんなことより、他の作者とは「ギリギリ」のレベルが明確に違うという事実の方が恐ろしいんですよ。


・最近寝る前になると飼い猫が自分の股間を枕にして寝てくる。お前は孫悟空か――っ! <桂>

いや、星野先生、猫に「タ タタタ…… タマがねえ……!! チ チンも…………」とかいうコメントを期待するのは酷というものですよ。


・ボンジュール! 初めまして服部です! 音楽とサッカーを愛する僕に、カッコイイあだ名を考えて下さい! <服部>

そんなの忍者ハットトリッ君でいいんじゃないですか(安易な上に呼びにくい)。



●パンツ100%

・一応自分なりに考えあるんだ 迷惑かけねーから ちょっとだけ やりたいことやっていいかな…

ということで……。