25号雑感
何事もなかったかのように、平然と過去ジャンプの感想など。
25号が発売された週の水曜日にアップした文章だと思って読んでください。
・敵に回すと恐ろしいが… 味方となるとこれ以上頼もしい奴らはいねェな!!!
男塾チックな発言にちょっと口元が緩みました。
「敵として登場したキャラが味方になった場合、初戦こそ圧倒的な強さを見せつけてくれるものの、二戦目以降は噛ませ犬要員になってしまう」というのはジャンプマンガの黄金パターンですが、さすがに主人公とその相棒ならその心配はなさそうですね。
(某ニンジャマスター・ガラ様の「俺ってこんなに弱かったかぁ?」という叫びには涙を誘われたものです)
・私の名は“そげキング”!!!!
そげ……キング? 脊髄反射で判明しそうな正体なんかよりも、そのネーミングの方がよっぽど謎なんですけど……。
実際、私は「そげ」ってなんだろうと二日ほど悩まされました。
ゲソ(イカの下足)をひっくり返したもの? マスクのデザインがイカの足っぽく見えなくもないけど……などと考えながら入浴していると、突然、脳裏に「そげ+キング」じゃなくって「そげき(狙撃)+キング」だと天啓が走ったのです。
思わず、「エウレカ!!」とか叫んで風呂から飛び出しそうになりましたよ。
・「オレを食えると思うなよ ところてん」「あいにく 食べ盛りでね」
いいなぁ。私はこういう「バカバカしいことをやりすぎだってくらい真剣に演出するパターン」にすごく弱いです。
ギャグとシリアスの境界で照れたり斜に構えることなく真剣に作品を提供する姿勢が琴線に触れるのでしょうか? 島本和彦先生の一連のマンガとか『Gガンダム』の石破天驚拳とか『仮面ライダー響鬼』の十六之巻で出てきた音撃斬・雷電激震とかもう最高です。
ところで、赤マルジャンプ2005年春号に掲載された神海英雄先生の『Heart Catcher(ハートキャッチャー)』は、こんな私のツボを突きまくる名作でした。
この作品自体は完結していて続編が描けるようなものではありませんが、神海先生がこういうスタンスの作品を得手とするなら、ぜひ本誌で別の作品を連載をしていただきたいものです。
(2004年夏号の『アンサンブル』は似たようなテーマを扱っていてもちょっと直球すぎるような気がしたものです。果たして、神海先生の得意球はどちらなのか)
・S2(シングルスツー)はダブルスP(プレイヤー)菊丸が前代未聞 一人でダブルスをやり 裏手使いの甲斐との接戦に終止符を打った
23号と24号を読んでいないにも関わらず、この文章だけで試合内容を理解できた方がいらっしゃるなら、その人は一周回ってしまった天才か、地球人とは違う思考体系を持ったエイリアンだと思います。
……ああ、許斐先生はどこまで行ってしまわれたんでしょうか?
・木手永四郎… この沖縄比嘉中を初の全国へ導いた立役者だ 部員からの信頼も厚い 九州地区大会では各校のエースの息の根を悉く止めてきた
「各校のエースの息の根を悉く止めてきた」というのは、たぶん比喩でもなんでもなく、実際にやってきたことなんでしょうね。
「無我の境地」を使いこなすといわれる九州の千歳くんがこの大会に出場しないとすれば、たぶん、この「殺し屋」に抹殺されたと思って間違いはありません。
・登場人物
弥子ちゃんの好物は抹茶ミルクの缶ジュース。
以前、抹茶クリームあんみつが好きとの話もありましたので、抹茶全般が好きなのかもしれません。
私は抹茶がちょっと苦手でお茶といえば玄米茶が好みなのですが、玄米茶ミルクとか玄米茶クリームあんみつとかを出されたら、たぶん泣くか怒るかリアクションに困ると思います。
・俺 発見したんだ 人間ってね こうやって強く何かに締め上げられると 気持ちよくってとっても頭が冴えてくるんだ
あれ、これは麻酔でしょ? 頭が冴える前に意識が遠のきますよ。
・この手のは早目に黙らした方がいい あんま言わしとくと被害者にアレだから
……これ、実際にやってみたいと考える警察官は多そうだなぁ。
絶対、訴えられると思うけど。
・魔界777ツ道具 拷問楽器「妖謡・魔」(イビルストリンガー)…
え、弦は持ってないんですか?
カブトムシが2匹に… カラオケのマイク… ノンカロリーシュガーの袋 ロックバンドR・E・Mのステッカーとカエルが3匹 カエルの生皮一枚とブロッコリーひとたば ピップエレキバンとヘビイチゴ4個とマッチの燃えかす二本は持っているのに?
・まずは自己紹介 オレの名前はジェイル…じゃねェ メレオロンだ
カメレオンの名前がジェイル。
やっぱり、どこかの危険請負人(リスクハンター)に憧れてつけた名前なんでしょうか?
第3回にして許斐先生の情報がまったくなくなってしまった「テニプリ COMIC SCHOOL!!」。
やっぱり、第1回が詰め込みすぎだったんですね。
・「そうだ! あのさ淳平ってさ 付き合ってる人いたり…する?」「へ? あ…うん一応 今は西野と…」
はい、ここ重要ですよ。この「今は」の所には赤線を入れて、ちゃんと覚えておくように。
このマンガには珍しく、回収されることが決定している伏線ですからね。
・第200笛 包丁人ミスタージュン市しんぼ
このサブタイトル、『包丁人味平』とか『ミスター味っ子』とか『美味しんぼ』が入っているのに、なぜ『グルマンくん』が抜けているんですか? ゆでたまご先生に対して失礼ですよ。
(ゆでたまご先生は料理とマンガと料理マンガに対して失礼だという意見については、あえてスルーする方向で)