9号雑感
・……というか、17ページの柱
> 先週よりもよりKOUHUNを!! B(バトル)はよりKYOURYOKUに! S(ストーリー)はよりKANDOUを! G(ギャグ)はよりKOKKEIに!! J(ジャンプ)は毎週K点越え!!
ガリクソンプロダクションの社長、ガリクソン増岡を思い出しました(「K察に突き出してやる」とか)。
なんというか、こういう日本語を超越した文章を読むたびに、スーパー編集者瓶子さんの仕事かなぁとか思っちゃいます。
・12年も昔の話だが… カティ・フラム… 君は犯罪を犯しているらしいな
「犯罪を犯す」って、「馬から落馬する」とか「白い白紙」とか「邪悪なJ平」と同じように意味が重なりすぎているはずなんですが、かなり市民権を得ていますね。
やっぱり、「罪を犯す」だと言葉のインパクトが弱いからでしょうか?
それはともかく、22年前にトムさんがロジャーの船をつくったとすれば、12年前にフランキーはシャンクスの船をつくったのかなぁ。
年代的には合っているような気がしますが、ちょっと花京院の魂を賭けるほどには自信がありません。
・トムズワーカーズ 美人秘書ココロ
……まぁ、「秘書」に対して「美人」は枕詞のようなものですから。
それにしても、若かりしころのココロさん、スタイルがグンバツですね。
ということは、あと20年もすればナミやロビンやアルビダもあんな風になっちゃうんでしょうか?
らんま1/2で、若いころのコロンさんを見たときくらいショックです。
・裏表紙の方のHOW TO USE
「13日」とかいかにもそれっぽくて、「え? こんなルールもあったのか」とすっかり騙されてしまいました。
後出しジャンケンっぽいHOW TO USEが出てくる中、ちょっと小気味よく騙された気分です。
・レム ここにウソのルール書いても 大王(じじい)におこられるわけないよな
むしろ、親切丁寧に本当のルールを書いちゃうことの方が問題のような気もしますが……。
本来、死神が寿命を摂取するためのノートを自分勝手ないたずらに使うって、バラエティ番組で食べ物を粗末にするようなものなのかもしれませんよ。
死神大王が、カンシャク持ちのPTAみたいな性格でないことを祈ります。
・デビルバットゴースト
これって、右にしか曲がれない技とかいうわけじゃないですよね?
だとしたら、チョキしか出さない滝沢くんと同じ過ちを犯していますよ。
・次号『そして一年後』…!!
……って、えええっっ!?
たしかに、今回は『終幕を下ろす者』と、かなり思わせ振りなサブタイトルがついていますが、このままトーナメント敗退で1年分のキングクリムゾンを発動させたら、ヒル魔&栗田先輩引退、雪光先輩&ムサシ未出場、王城ホワイトナイツ&神龍寺ナーガとの対決なし、本物のアイシールド出番なしと、これまで積み上げてきたものが一気に瓦解しちゃいますよ。
もしかして、旋風の橘を超えるつもりですか?
いや、悪いことはいいませんから、そればっかりはやめた方がいいです。
・彼らの過去の記憶にメガネを送り込みメガネキャラにし メガネ分のダメージを与えた
タイムパラドックスを利用する技だなんて、最強過ぎます。
スタープラチナ・ザ・ワールドどころか、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムをもってしても勝てませんよ。
ジャンプキャラで勝機があるとすれば「歪世界(ワープワールド)」を非紳士的に使うドクターか、ラッキーマンぐらいでしょうか。
・人類の叡智の産物 ビッグメガネ!!!
うーん、こういう技には「たいらぁ〜〜 だーてん だーてん だーてん だーてん…」の呪文をつけていただきたいものです。
「少年エスパーねじめ」のファンは、けっこううるさいですよ(私も含めて)。
「ベーベベ大丈夫か!?」
「ベーベベしっかりするニャ!!!」
「いったい どーしたんだ!?」
「大きいメガネで… はさまれた…」
「これは病院につれて行った方がいいニャ…」
「親御さんには盲腸って言っとこう…」
「ちょっと待って!!! 本当だよ 本当だって!!!」
「大丈夫 ゆっくり自分のペースでわかっていけばいいから…」
「あせるニャ ベーベベ」
●ち
・気にすんな アレン
吸血鬼って、にんにくや白木の杭以外にも、流れる水を渡れないとか、家主に招かれないと敷居をまたげないとか、波紋を喰らうと溶けてなくなるとかいう伝承もあるそうですね。
日光や十字架や銀といった弱点もメジャーですし、鏡に映るフリをしたり、呼吸しているフリをしたりとけっこう不便な生活を強いられているようです。
それにしても、「ポーの一族」は名作だったなぁ。
●月刊少年ジャンプ3月特大号
・樋口大輔新連載!!
> アイスホッケーを愛する2人が出会ったのは、なんと南国…!? 氷上の熱血スポーツ漫画開幕!!
え!? 南国でアイスホッケーって、それはヤバイですよ。
アイスホッケーをやらないアイスホッケーマンガになるだけならともかく、主人公の正体がシモネタ星の王子様だったというオチまでつきかねません。
樋口先生、月刊ジャンプを発禁扱いにするつもりですか?
・やめろって 落ちてケガでもしたら…
そんなことを口にしながらもけっして助けようとはせず、パンツが見える特等席から一歩も動かない主人公(暴発つき)。
なんで、こんなマンガが3年も続いているんでしょうか?
・でも 今回は東城は現れず かわりに いちごパンツをはいていたのは 西野だった
「かわりに」って言葉で、この二つの文章を結ぶ感覚があまりに理解できません。
どうやらJ平の世界観において、いちごパンツは空気以上にありふれた存在のようですね。
……もう、パンツに埋もれて死んだらいいのに。
・このまま本当に西野を選んだら 俺 マジでさつきにうらまれるかな……
自業自得という言葉も知らないまま受験に望むつもりですか、この男は?
・まさか だって俺達以外にそんなの考えられない……
こんなやつに「俺達」とひとくくりにされた時点で、天地くんが殺意を抱いても、それは不可抗力というものでしょう。
日本の法律はきっと許してくれます。おもいきって殺っちゃってもいいですよ。
・ダメだよ〜 お兄さん 夜はちゃんと提灯をつけて走んないと
ライトじゃなくって提灯ってところが、なんだか好みです。
この作品の世界観は、江戸と未来世界の混ざり具合が絶妙でいつもニヤリとさせられます。
・ラーメンもそばも似たようなものだ なんか 長いじゃん
まあ「蕎麦ときしめん」(ISBN:406184542X)ほどには、離れていないですよね。
ラーメンって、中華そばともいいますし。
・狂乱の貴公子 桂小太郎かァァ!?
狂乱の貴公子って、黒騎士デコース・ワイズメルの専売特許かと思っていました。
とりあえず、桂さんに狂乱って形容詞はあんまり似合わないような気がするんですけれどね。
・落ちてゆくエリザベス
全然関係ない話ですが、私信を一つ。
先日届いた迷惑メール(from ☆里奈☆ちゃん)が、自分の感情を表わす顔文字として「(・Θ・;)」を使っていましたが、あなたはエリザベスですか?
正直、こんなオバQっぽい人に「彼氏になってほしい」といわれても、丁重にお断りしたい所存であります。
・ぬあーっ 越前のヤツ 完全に裏をかいてのドロップボレー!!
いや、許斐先生……。マンガの基本的なルールとかご存じですか?
主人公が新技を披露すると公言しておいて、こんなズルい勝ち方をしたんじゃ許されませんよ。
前回の六角戦で、「一つやり残した事があってね」とか「彼らは一瞬でネットの前に現れる訳ではない 二次元的な動きで錯覚を起こさせているんだ」とかいってた佐伯くんのビックリするほどあっけない敗退といい、どうやら許斐先生は「思わせ振りに盛り上げておいて、ネタがないからいきなり取り止める」という手法に目覚められたようです。
(余計なものに目覚めるな)
●こち亀
・洋弓と和弓
着物に対する洋服、箸に対するナイフとフォーク、風呂敷に対するバッグなどからもわかるように、和と洋の道具の思想は根本的に異なるという話を読んだことがあります。
つまり……、
和:基本的にシンプルな形状であり汎用性に富むものの、扱いには訓練が必要
洋:専門的な形で楽に扱えるが、汎用性に欠ける
というものです。
(ズボンはサイズが合わなくなれば使い物になりませんが、着物は着つけ一つでほぼ一生使い回せます。
箸は練習しなければ使えませんが、習熟すればどんな食べ物でも扱えるようになります。ナイフとフォークは(テーブルマナーに目をつぶれば)誰でも簡単に扱えますが、食べ物ごとに種類が必要になります)
そういった話に興味を持っているだけに、今回の洋弓と和弓の違いは楽しく読めました。
まあ、秋本先生一流のあざとい女性キャラと中途半端な英文には、予想通りガッカリしましたけどね。
ところで、どこで仕入れた情報か不明なのですが、洋弓と和弓を比べたとき、一般的な命中精度は洋弓の方が上だけれど、それぞれのトップが腕比べをしたとき、中心に当たる率は和弓の方が高いという話を読んだことがあります。
半分眉唾の話としても、和と洋の相違として、なんとなく説得力があるように思いますが、これって一般的な見解なんでしょうか? 自分で書いておいてなんですが、ぜひ、ソースを知りたいものです。
●ミスフル
・ここぞという場面 奴程 頼りになる男もいるまい
なんだか、男塾テイストにあふれたセリフですが、こういって送り出された塾生は、あまり芳しくない戦績を残していたように記憶しています。
黒撰にとっては不吉な言葉ですね。
・先陣をきり 敵中に切って入る黒撰の特攻隊長… それがお前の役目だったな
ということは、死ぬことも任務に含まれているのでしょうか?
・“指組”制度
日本の五人組が元ネタなんでしょうね。
しかし、このネタ。たしかにそれっぽくておもしろいですが、某国での実話だと思う子供が出ちゃわないか心配です。
ハンターのことですから、こういうシステムも後々の話に絡んでくる必要不可欠なネタだとは思いますが、ただ「雰囲気作り」のためだけに出てきたものだとするなら、かなりガッカリです。
(……というか、東ゴルドー共和国を某国っぽくする必然性が見当たらないのが、あまり気持ちよくないんですけれどね)
・それでは ためしてみましょうか? もしも あなたが人間ならば… この炎の弾丸には耐えられないはず…
いやいや、それって魔女裁判ですよ。
水に放り込んで浮かべば魔女、沈めば人間という理屈と変わるところがないんですが、これって、「死んでも無事」なフェニックスならではの考え方を描いているわけでしょうか?
・お前が余計なこと(コスプレ)さえしなければ 賭けに負けなかった!
それはそうかもしれませんが、あのコスプレ作戦自体、大きな賭けだったんですよ。
上院さんの血が上に行くか下に行くかは、ある意味、運頼みだったんですから。
ハミィがでてくる話は、あまり気分良く読めないことが多いんですが、より不快な園児たちを登場させることで、実に素直にハミィを応援できました。
この理屈を敷延するなら、どんな不快なキャラも、J平と競演するだけで応援できるということになりそうです。
それにしても、3段階で白目をむく能面は怖すぎます。
(私信)
かがみさん、「敷延」って言葉の使い方はこれで正しいでしょうか?
……それとも、そんなチマチマした日本語を気にするのは、私がファッションパンクであるという証拠ですか?
(いや、ファッションパンクでリンクするのは失礼以外の何物でもありませんが……)
・劇場版テニスの王子様絶賛公開中です! 全てが凄いことになってます! オレの中で、少林サッカーを超えた!!<中崎>
もはや、「本格テニスマンガであることはあきらめた」という事実上のギブアップ宣言ですね。
超えちゃいけないものを超えてしまったテニス様……。はたして、許斐先生はどこを目指しているのでしょうか?