27号雑感 黒猫の感想も別のページに書きました。

ああ、スピンちゃんが……。スピンちゃんが……。

透瑠さん、カムバーーック!!!


今週はスピンちゃんショックで黒猫感想どころではありませんでした。
なんとか無事仕上がったものの、いまも、ショックが尾を引いています。
これで、黒猫も終わったら真剣にジャンプを買わなくなるかも……って、そろそろSBR復活でしたね。
ちくしょう集英社め、なんて商売が上手いんだ。


●スピンちゃん(最終回転)

突然すぎる巻末転落 & 打ち切りアタックに呆然。
なんで、これだけおもしろいマンガが少年守護神より先に突き抜けなきゃいけないのか、真剣に理解できません。
ごっちゃん打ち切りのあたりから、ジャンプの方針がよくわからなくなりました。

……とはいうものの、私もアンケートを出したわけじゃないですからね。
選挙に行かない者は政治に文句をいう資格などない……ってことで泣き寝入りします。


・今週の透瑠さんの癒し系ツッコミ

「このあらすじ 粗すぎだろ」って、ナレーションの「四角いモノ」にまでツッコミを入れるところから始まり、「一瞬 違う名前言いかけたー!!」、「いろんな意味で危ないところだった…!」、「よかった エロ以外に執着がなくて」、「言っとくけど カッコよくはないからな」、「自爆!!!!!」&「えーーーーーーーー!!!?」、「もう別の生き物だと思うことにしよう…」と畳みかけるようなツッコミのラッシュ。
さらには、さわやかに放った「そのときは縁切らせてもらうからー」という別れの挨拶、「ホントうれしい!!」で見せた感無量の涙、ブラックアウトしたタイトルの影で「死のう…」。

もうホント、萌えまくりました。


透瑠さんのツッコミもこれで見納めかと思うと悲しいです。たぶん、来週号のジャンプを読んでスピンちゃんが載ってないことを意識したとき、寂寥感はピークに達するんでしょうね。


大亜門先生、とてもおもしろい作品をありがとうございました。そして、連載継続の力になれず申し訳ありません。せめてもの罪滅ぼしに、コミックスは買わせていただきます。


●今週のジャンプで一番怖かったページ

・てるてるボーイのピカピカグッズプレゼント!!(p27)

……子供、泣くぞ。


●D.Gray−man

へぇ、「Happy Birthday」を歌うのもJASRACの承諾がいるんだ。(p58)

この新連載作品に対する感想がこれだけなのは、スピンちゃんショックの影響です。


●ワンピース

最後の見開きで「まかり通るわきゃァねェでしょう」っていってる人、スモーカー大佐の血縁なのかなぁ?
とりあえず、仲間になる船大工はこの人だと予想します。花京院の魂全部くらいなら賭けてもいいですよ(勝手すぎるかな?)。


●アイシールド

・雪光先輩、落選。

落ちるのも悔しがるのもわかっていたけど、あの泣き顔にはグッときました。
そして、野球部で落ちこぼれだったモン太だからこそのフォロー。
予想から何一つ外れることのない展開で、これだけ読み手の心を動かす稲垣先生と村田先生はすごすぎます。


●ボーボボ

・鼻毛真挙究極奥義「アフロ黄金卿」!!!!

一度、ナルトの影分身を見た後なので、どうしてもインパクトがかすんじゃうものの、やっぱりこういう演出って驚かされます。
なにより、ポーズや体格がそれぞれ違っているところがスゴ過ぎますね。


●武装錬金

パピヨン、決着早すぎ!!
いや、強くてカッコイイのはいいけど、もうちょっとバタフライに見せ場ってものがあってもいいんじゃないかと。

「黒死の蝶 遠近無視の360度全方位配置」に、「半径20Mエメラルドスプラッシュ」を思い出したのは私だけではないと思いますが、その攻撃を自分も喰らってガマンするという点に男気を感じました。

それにしてもパピヨンはカッコイイなぁ。願わくば、敵としてきちんとカズキと決着をつけてもらいたいものです。


●ゲドーくん

・「絵本なんかの天使は背中に羽が生えてたけど… 本物は両手が翼なのね! うんうん そりゃあそうよね! その方が自然だわ!」

……ええっと、武装錬金2巻で「鷲尾の翼」コメントを残した和月先生といい、もしかして、イヴ嬢になにか含むところでもあるのでしょうか?


・「つばささーん 讃良さんがきましたよー」

こう呼びかけるゲドー君の顔が、実に自然に180度後ろを向いているのがすごすぎます。
設定上、それが自然なことであるとはいえ、これほど「不自然な絵」を自然に描ききってしまうビジュアルセンスがすばらしいです。


・つばささんACT2。

昔読んだ学研の「できるできないのひみつ」(ISBN:4051062759)で、鳥は全体重の25%が筋肉(人間は7〜8%)で、人間が飛ぶためには、アレくらいの筋肉が必要だって話があったのを思い出しました。
鳥の骨ががらんどうだったり、体重軽減のために飛びながらフンをしたりって話もありましたが、後者は、さすがにマンガにはできなかったようですね。


●テニス様

もう、なにがなんだか……。

あらゆる感想サイトで突っ込まれている「意識的に「無我の境地」を扱えるとはな!!」についてはスルーの方向でお願いします。


●オリジナルキャラクターグッズ 応募者全員大サービス!!

うわー、あらためて見ると、黒猫シリンダーウォッチって、この上なく使いづらそう。どうやって時間見るんだ、アレ。
……応募してみようかな。


20040604追加


掲示板に書き込んだことを、そのまんまコピーですが……。


D.Gray-man

第1話を読んだ限りでは、もう一つ練り込みが足りないような不満を覚えました(スピンちゃんショックで辛口になってしまっているという点を差し引いても)。

具体的には……、

・猫が伏線でもなんでもなかったこと

・「まだまだ殺します 早く止めないと手に負えなくなりますよ」といった主人公のニコニコ顔
(猫を撫でているにしても、いくらなんでもセリフとマッチしていないような……)

・「がんばってマルク義兄さん 天国の姉さんも きっとそう願ってるわ」というセリフに対するマルク(=クレア)のリアクションがなかったこと
(これをうまく描けば、クライマックスの盛り上がりが3割はアップしたはずです)

・「毒のウィルス」というあんまりな言語感覚

・全体的にセリフが唐突すぎること
(会話の組み立てが、今一つ弱いような気がします。最後のページなんて、あとから付け足したみたいに不自然すぎますし)


星形のウィルス侵食とか、「鬼の手」を見た警部のジンマシンとか、いびつな形の月とか、千年伯爵の造形とか、ビジュアルに関してはおもしろいオリジナリティを持っていると思いますのでその点は期待していますが、一番時間をかけられるはずの第1話のネームがこれだと、ストーリーマンガとしては、ちょっと過大な期待はできないかなぁ……というのが現段階の評価ですね。

とはいえ、他の新連載作品がアレですから、できればこの予想がイイ方向に外れてもらいたいところです。