●「コンピュータが子供たちをダメにする」(ISBN:4794210965

タイトルだけを見ると、コンピュータをろくに使ったこともない著者が、偏見と感情的な反対論を書き連ねたものだと予想する方は多いと思います。

が、この本の著者は長い間コンピュータやインターネットをバリバリに使っているプログラマーであり、そういう立場からでも、こと「子供の教育」という分野に限っていえば、コンピュータがいかに有害であり無駄なものであるかを訴えたものです。

「コンピュータを使って楽しみながら勉強する」「遊び心を刺激しながら、自分のペースで学習する」といった言葉が幻想に過ぎないということを再確認させられました。

このようなページにアクセスされるからには、あなたもコンピュータやインターネットに対して人並み以上の知識とスキルをお持ちなのだと思われますが、そういう方にこそ、ぜひ読んでいただきたい名著です。