18号雑感
ネウロが謎解きしないとジャンプが薄っぺらく感じてしまいます。
もう、動機とか被害者とかはどうでもいいので、とにかく謎と犯人を出してください。
●アニ基地
・劇場版『テニスの王子様』DVDが3アイテムで6月29日[水]同時発売!!
Americanさんからの情報で3パターンのDVDという話はうかがっていましたが、まさかこんな形の3パターンとは……。
ところで、「劇場版 テニスの王子様 跡部からの贈り物〜君に捧げるテニプリ祭り〜」(ASIN:B0008JF666)が2940円、「劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ The First Game」(ASIN:B0008JF65W)が3990円なのに、「劇場版 テニスの王子様 メモリアル・エディション」(ASIN:B0007D3NJU)が9240円っていうのは高すぎませんか?
9220円−2940円−3990円=2310円……
特殊仕様BOXとやらには、オマケで「便利な高枝切りバサミ」でもついているのでしょうか?
●RADIO−KON HYPER!!!
・隠しキャラ阿散井恋次 その強さ、鬼神の如し!!
「鬼神」……。
いや、まあたしかに「泣いた赤鬼」とか「小鬼トリオ」も鬼の範疇には入っていますからね。
●でるジャン
・BLEACH バスタオル
> 『BLEACH』のおしゃれタオル!!
日本語は正しく! ブリーチはおしゃれじゃなくって、オサレですよ。
『How to be a cartoonist (秘)NOTE』!!と銘打たれた直撃インタビュー。
ジャンプが誇る絵師……というよりも、あの矢吹先生の師匠としての一面の方がどうしてもクローズアップされてしまう小畑先生の秘密のテクニックとは?
> Q5.描くのが苦手なものはありますか? また、それらを克服する方法があったら、それはどんな方法ですか?
> A.右向きの顔です(笑)。描くのが苦手なものに関しては、例えば、他の作品ではどうやって描いているのかを研究してみたりしていますね。技術に関する本を読んでみるのもいいと思います。何よりもまずたくさん描くこと、楽しんで描くことが大事だと思います。
けっして自己満足に陥ることなく、他の作品の研究を怠らない姿勢。
その飽くなき探究心は、自慢の弟子にも必要以上に受け継がれているようですね。
ところで小畑先生に質問です。「(笑)」の部分は天野先生に対するフォローですか? それとも皮肉ですか?
> Q6.作画をする上での基本的な心構えや、常に心掛けていることはありますか?
> A.個人的には、素直に描くことですね。「味」だとか「個性」をあまり意識せずに描くようにはしています。それよりもその時自分が描ける一番いい絵を描くことを意識するようにしていますね。それが結果として、「個性」に繋がってくるんじゃないかと思います。
編集部も酷な質問をしたものです。
こと「個性」に関しては、圧倒的オリジナリティを持った弟子を間近で見てきたわけですから、小畑先生がコンプレックスを抱えていても仕方がないというものですよ。
「ここにポツンとあったんだ!!!」とか「追伸――」とか、サンジのキャラがこれでもかとばかりにアピールされているのがとてもおもしろかったです。
そして、それ以上に冷静すぎる対処をするナミのリアクションが最高でした。
この二人の掛け合い漫才をもっと見たいものです。
今週の知念くん
わーい! 3コマも登場したぞ!! ロングカットで顔も満足に描かれてないけど。
・「ナイス タカさん」「イエス 不二子ちゃーん」
不二子ちゃーん?
もしかして、今回のダブルスで不二先輩にタカさんを組ませたのは、一番ルパンっぽい(=モミアゲが長い)キャラにこのセリフを使わせたかったからなんでしょうか?
・「3種の返し球(トリプルカウンター)『白鯨』」「見事だよ お前」
やっぱり、この二人はダブルスをやっているという認識がないようですね。
それにしても、許斐先生の表現力に「縮地法」なんていう瞬間移動まで加わってしまうと、もはや絵だけで状況を認識するのは至難の業です。
・大飯匙倩(おおハブ)!!
もはや物理法則以前にマンガとしての説得力すら放棄してしまった感もあるテニス様。
この変則打球を無理なく説明しようとするなら、「じつは平古場くんが念力で動かしていたんだよ〜ん」くらいしかないと思います。
(それで読者が納得するかどうかは、また別の話ですが……)
・後は任せたぞ 不二ぃーっ!!
だから、その打球も放っておけばアウトになるのに……。
それとも、超テニス(かがみさん命名)の世界では、ノーバウンドだろうがアウトだろうがネットを越えてきた球を見送ったら、その時点でポイントを失うとかいうルールが追加されているんでしょうか?
・蜉蝣包み
やはり許斐先生。
コマ使いの荒さにかけては、他の追従を許しません。
原稿料をページ数じゃなくって、コマ数に支払うとかいうシステムをジャンプが導入したら、許斐先生は破産するんじゃないでしょうか?
・パパパパ…… パクリじゃ――――――――!!!!
黒猫紳士の端くれとして、パクリという卑劣な犯罪行為を許すわけにはいきません。
他の作家が苦労してつくり上げた作品を無断で拝借するなんて、まったく紳士の風上にも置けないマンガ家ですよ。
……って、あれ? また、誰を糾弾しているのかわからなくなってきました。
・オーケー バーババ兄ィ
こういうセリフを見るたびに気になるんですが、普通、自分の兄が一人しかいなければ、「バーババ兄ィ」みたいに名前+兄のような呼び方はしないですよね。
バババーバ・バーババというキャラの名前をアピールするためのセリフでしょうが、どうしても不自然さだけが目について引っ掛かりを覚えます。
・Mello
> メロ
> 大場先生に「活発な性格」と設定されたメロ。まだ幼さを残した表情は、愛
> 嬌もたっぷり。車高的な人物であると予想できるのだが、実際は…?
愛嬌たっぷり……かなぁ。
口元が笑っていても、あの目がすごく怖いんですけど。
・私の中では讃岐うどんはまだまだブーム!! 多分 一生ブームな気がするよ
ということで今週明らかにされた弥子ちゃんの新たな好物は「讃岐うどん」。
私もブームとか関係なく讃岐うどんは好きですが、この「絹屋うどん」は店員さんの顔が怖いのであまり近寄りたくありません。
・マジで? それまでメチャ不便じゃん
携帯電話が一日ないだけで「メチャ不便」ですか。
まじめな話、携帯の依存性って麻薬のそれよりも高いような気がします。
(もちろん、一口に麻薬といってもドーピングコンソメスープだけは別格ですが)
・登場人物
うどんには天プラとおでんが欠かせないという弥子ちゃん。
人の好みはもちろんさまざまですが、うどん+おでんという組み合わせは、なんとなく食べるという行為に対して失礼な気がします。
ところで、私は弥子ちゃんの好物リストをつくろうと考えていたのですが、@amのイノウエさんが、すでにすばらしいデータベースを構築されていらっしゃるようです。
ネウロのことでわからないことがあれば、このネウロデータベースにレッツ・異次元の侵略者(イビルスクリプト)!!
(残念ながら、ドーピングコンソメスープのレシピは載っていません)
●ユート
やっぱりだめだ。
この作品って、登場人物が全員カンに触る言動しか取らないので物語に没頭できません。
狙ってやってるならすごい人物描写だと思いますが、その高いスキルを使って、ここまで読み手に不快感を与える意味があるのかは疑問です。
・なんだぁ そーゆーことだったんだ…
ただ安堵するだけで、読者にこの上ない不快感と純然たる殺意を与える主人公像。
ユートやムヒョやリボーンが好感度の低さを売りにした主人公でがんばっていますが、このパンツマンガの域に達するまでには、まだまだ乗り越えなければならない壁がありそうです。
・ここのフロア やけに男子が多いんだもんっ
やっぱり、こと不快キャラに関して、このマンガの層の厚さには目を見張るものがありますね。「作者の都合」と「読者に対する媚び」だけで形成されたこの女は出てくるたびに、私の神経を的確に逆撫でしてくれます。
個人的な(マイナス方向の)嗜好ですが、もし、この女が「ボク」とかいう一人称で喋るようなキャラだったら、ムカツキ加減はJ平を越えていたことでしょう。
●JUMP SUPER STARS 爆闘道場第3戦
・GUNGUN攻めるぜ! 『BLACKCAT』出撃!!
ということで、「JUMP SUPER STARS」にわれらが黒猫の誇る二大紳士、トレインとスヴェンがサポートキャラとして登場です。
イヴ嬢が登場していないのは、やはりナノマシンの力が万能すぎてゲームバランスを著しく損なうからなのでしょう(ゲーム序盤でナノマシンを光らせるといつの間にかラスボスが倒れてエンディング……とかいう展開でも、まったく無理は感じませんからね)。
それにしても、いくら黒猫が歴史的人気作品だからといっても、任天堂もずいぶんと思いきったことをしたものです。
私は本来、威嚇射撃や事前説明、ムダ撃ち、「後ろがガラ空きですよ」といったテクニックを駆使して、敵を傷つけることなく心をヘシ折る紳士的戦闘法は、格闘アクションゲームのような殺伐としたジャンルとはまったく噛み合わないと考えているのですが、このゲームでは、その辺りをきちんと料理されているのでしょうか?
予見眼(ヴィジョンアイ)やウォーターカッター、黒爪(ブラッククロウ)、電磁銃(レールガン)といったすばらしい紳士技の数々が、単なる強大無比な破壊兵器になりさがってしまうようであれば、それは幻滅どころの話ではありません。
> オリハルコン製の『装飾銃(ハーディス)』は打撃武器としても有効!!
(正しくは、「本来鈍器であり、銃器としても使用可能」)
> 弾速は光速! 威力は大砲並!!
(正しくは、「平時は時速30km、電磁銃になれば通常のピストル程度。光速なんてとてもとても」)
などという基本的な間違いがあるところからしても、私はこの試みが失敗なのではないかという懸念を拭いさることができないのです。
・参考文献
> WJ16号の読切『RARE GENE 4』内で参考文献の記入漏れがありました。
> HP『蝶の図鑑』http://www.j-nature.jp/butterfly/より参考にさせていただきました。
あの作品だったら、他にもいろんな参考文献があるでしょう?
たとえば、コレとか。