13号雑感
今回の「まんが ちゃんぽん昔ばなし」は正直、今一つでした。
大亜門先生の真骨頂は会話の組み立て方と流れ、そしてなにより絶妙な「間」の取り方にあると思っていますから、そのどれもがスポイルされてしまう今回の形式は、やはり失敗だと思います。
苦しまぎれにジョジョパロを使うというパターンは(信者的にはOKですが)あまり高い評価は得られないでしょうし、なにより「大亜門先生はパロディしかない」と誤解されてしまうのは、あまりにもったいない話です。
とはいえ、今回のお話も「キャラクターの一発芸」として見れば、大変おもしろいものでした。
とくに一くん、真白木さん、矢射子会長など、一方通行でちょっぴり危険な恋愛まっさかりのキャラの姿は、どんなシチュエーションでもネタになるものなんですね。
・シンデレラ1&2
ガラスの靴という小道具から、「ギュウギュウ踏みつけてくれた娘」という方向にもっていく一くんはかなり危ないなぁと思いましたが、われらのヒーロー真白木さんは、さらにはるかな高みにいました。
すごい、本当にすごいよ真白木さん。(周囲の視線をまったく意に介することなく)愛に生き、(無駄に優れた行動力が原因となって)愛に死んだ男のことを、私たちはけっして忘れはしません。
・桃太郎2
「どうか犬とお呼びください」でいきなり撃沈しました。顔も出ていないのに誰なのか一発でわかるところが、さすがキャラが立っています。
・JC(コミックス)『太臓もて王サーガ』(2)3月3日(金)発売!! あの先生の推薦文に業界大激震!!
ここまで書かれるからには、十中八九、荒木先生だと思いますが、これが『幕張』の木多康昭先生の推薦文だったら、ジャンプ編集部でなにがあったのかと考えてしまいそうです。
「直!!?」の破壊力がすごすぎます。錬金術の基本ともいうべき等価交換の原則が、私の中で粉々に砕け散りました。
物の価値なんて人それぞれなんだよ。
邸宅をわらしべ一本と交換して、さらに幸せいっぱいの表情を見せる真白木さんを見ていると、そんな真理を諭されたような気になりますね。
・ジャンプコミックス 『STEEL BALL RUN』 最新刊7 広い広い大草原の小さな墓標★第二の遺体を手にするのは!? 3月3日(金)発売
もて王の柱で『STEEL BALL RUN』の宣伝をするというところが、ピッタリだと思うべきなのか、ひねりの利いたギャグだと思うべきなのかじつに悩ましいです。
・マッチ売りの少女
矢射子会長の「ごまかし方」がかわいらしくてグッドです。彼女のツンデレ係数がまた一段と高くなったような気がするのですが、田中さんはどう思われますか?
さらにこの話では、ツンデレ→ベーコンレタスという流れがあまりにも見事すぎて、非常に奥行きのある笑いを堪能しました。
すごいなぁ。これも計算のうちなんだろうなぁ。大亜門先生は……とか考えていたら、「当たり前だぜッ! この大亜門は何から何まで計算づくだぜーッ!」という幻聴が聞こえてきました。
・STEEL BALL RUN
うーん、オチがわかりにくかったです。ポコロコじゃなくって、最初っからウサギって呼んでいれば多少はマシだったかもしれません。
(いずれにしても睡眠薬は蛇足だと思いますが……)
それはそれとして、大亜門先生の模写の能力は高いですね。もしかしたら、矢吹先生並うわなにをするやめ
・殺気の失敗なんざ この為の布石でいいんだよ 今度こそ捕りやがれ!
シビレました。ヒル魔がよく使う「だからこそ行く」の深みがはじめて理解できたような気がします。
部下(じゃないけど)の失敗があったとき、その部下が自分で解決するための場を整えられるというのは、「理想のリーダー」には不可欠の能力ですよ。
阿含との対戦の際、独力で戦う天才に対して、仲間を使いこなす努力で立ち向かうなんて展開になればすごく燃えそうです。
・「――も 模造霊って人工的に霊を作るっていう――」「禁魔法律の一つだ…」
ということは、渋鯖人工幽霊壱号も禁魔法律の成果だったんでしょうか?
●タカヤ ―夜明けの炎刃王―
タカヤを読む前に言っておくッ!
おれは今 あのマンガをほんのちょっぴりだが体験した
い…いや…
体験したというよりは まったく理解を越えていたのだが……
あ…ありのまま 今起こったことを話すぜ!
『格闘トーナメントが終わったと思ったら いつの間にか森の中で獣人と戦っていた』
な… 何を言ってるのかわからねーと思うが おれも 何を読んでいたのかわからなくなった…
頭がどうにかなりそうだった…
驚愕の新展開だとか 方向性を間違ったテコ入れだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
(『ジョジョの奇妙な冒険』27巻「DIOの世界 その3」より)
……って、なんなんですか? この読者を150億光年ほど置き去りにしたような展開は……。
坂本先生、分裂症もちゃんとした病気なんですから、即刻入院されることをオススメします。
ウニなんか食べてる場合じゃないですよ。
ところで、今になって気がついたんですが、12号のタカヤの表紙のアオリ文、「ぶつかることで、結びつく。傷つくことは、無駄じゃない…!!」って、『Gガンダム』ファンとして、なにか非常に聞き覚えがあるんですけれど……。
これって、JASRACの承諾は得ているんでしょうか?
・ここでも邪魔するのか………… 手塚あーっ!!
なんだか、ノストラダムスに立ちはだかれてばっかりの某編集部の調査班を思い出して吹き出しました。
・跡部陥落!!? 託された勝利への希望すら確信に変える復活の笑み!!
理解不能 理解不能 理解不能 理解不能
何回読み返しても、この「すら」の意味がわかりません。
●オオエ丼
読み切りギャグマンガでひさしぶりに楽しめました。
「爆笑妖怪めらりにょん」は、まったく爆笑できないところが爆笑でしたし、「Pizza」と「DigiCame」のオチに出てくるアニキの死んだ目もよかったです。
ところで、私も年末のボーナスを注ぎ込んで200万画素のデジカメから800万画素のデジカメに乗り換えたんですが、ほとんど1600x1200の200万画素相当で使っています。
普通に使うだけなら本当にこれくらいで充分です……というより、大きなファイルにしちゃうと扱いづらくて仕方ありません。
……冷静に考えてみると、600万画素分が無駄になっちゃっていますね。
『STEEL BALL RUN』#11「大平原の小さな墓標3」より
『純愛という生き方』がある そして『犯罪者のレッテル』がある
昔は分離していたが その「2つ」は現代では必ずしも独立はしてない
「純愛」と「犯罪」はかなり微妙な境目になっている………
だが「真の恋愛の道」には「犯罪者と呼ばれる覚悟」が必要だ…
おまえにも もうそれが理解できる筈だ…
透瑠さんを追いかけてそれを確認しろ……
「光輝く道」を…
オレはそれを祈っているぞ
そして感謝する
ようこそ………
『キャラ萌えの世界』へ……………
別にこのセリフを抜き出してもネタバレにはなりませんよね?
……それにしても、ウルトラジャンプってどれくらい読まれているのかなぁ。
12号雑感
・一大イベント(バレンタイン)を終えほっと一息の太臓たち…学校に平和が戻ったと思いきや!?
今週号は、木嶋先輩が紹介してくれる女の子の話かと思っていたんですけど、そんなことより真白木さんの進路の方が大切ですからね。
・そうか じゃあ あんたの後ろにピンクの靄みたいなのが見える気がすんのは 気のせいだな
ああ、やっぱり妄想ってピンク色だったんですね。
桃色の夢に衝き動かされ、冷たい現実に凍りつくという真白木さんの行動パターンを見ていると、なんだか男の人生の縮図を見せつけられているような気になります。
・「卒業式だというけれど 何を卒業するのだろう…」「いや 学校だろ」
いいなあ、このツッコミ。こういう「あたりまえの反応」をする人がもっといれば、尾崎豊さんも苦しまなかったんじゃないでしょうか。
なにより、犯罪行為のいいわけなんかに使われるよりも、よっぽど健全ですからね。
・あったまれそうにねえ――――!!!
突如現われたこの黒目ツッコミは、ポンセ前田先生に対する応援メッセージですか? それとも戦線布告?
・い…今 感じたか!? すさまじい殺気ってやつだッ! ケツの穴にツララを突っ込まれた気分だ!
有名なジョジョネタですが、ここまでストレートな描写は初めてでした。
それはともかく、なぜ太臓王子はオールヌードなんですしょう? 読者サービス?
・ボスがバカで助かったー!!
「リーダー」じゃなくって「ボス」だってところがちょっと深いなと思いました。
部下には慕われていそうですが、やはり真白木さんって指導者タイプというよりは支配者タイプですからね。
・「ここはオレらに任せて行ってください 真白木さん!」「ネコの子一匹通しません!」
秀逸な危機回避戦法に大爆笑でした。なんだか、今後、こういうシーンを見る目が変わってしまいそうです。
実際、「ここはオレに任せて先に行け!」という脇役よりも、先に進んだ主役の方がより危険な敵と遭遇しているわけですし……。
・真白木 留年決定
「つまり こういうことか?
『真白木さんは あいすちゃんが登場し続ける限り ドキドキ学園高等学校を卒業できない………』」
「Exactly(そのとおりでございます)」
(『ジョジョの奇妙な冒険』25巻「ダービー・ザ・プレイヤー その3」より)
大亜門先生、グッジョブ!!
妄想番長の一ファンとして、彼の続投に惜しみない拍手を送ります。
・第1回キャラクター人気投票&“犯”人気投票開催!!
まず、力作に驚きました。松井先生は本当に丁寧な仕事をしてくれます。
X(サイ)はアルファベットのOでノミネートされていますが、これが数字の0にも見えるというところはやっぱり狙っているのかなぁ。
個人的に興味を引かれたのは、第1話でエキセントリックな登場(=死に方)をしてくれた14番の下呂 光さんでしょうか。
いまだに第1話の印象が残っているなんて、やっぱり、この作品は1年生き残るだけの実力はありますよ。
・オレの正体のヒントを知るには… 同じように人間離れした奴の正体を調べなきゃ
「人間離れ」というキーワードで指を増やすところが、なかなか凝った演出ですね……といいたいところですが、某中学テニス界では、そういう常識では測り知れない選手がゴロゴロいますからね。
・泥門が進むには 今度こそ 本当の奇跡を起こすしかないんです…!!!
うーん。なんだかなぁ。
この辺りは高校生レポーターらしさを出したかったのかもしれませんが、あまり安易に「奇跡」なんて言葉を使うと作品が安っぽく見られますよ。
・ああ そうっスよ
このセリフからラストの空中キャッチまでの流れには燃えました。
モン太くんはやっぱりカッコイイです。真白木さんとは別の意味で男らしいですね。
・今年僕宛に届いた年賀状は1通でした。しかも歯医者からでした。「歯っピーニューイヤー!!」とかふざけたことが書いてありました。
なんだかマンガ本編よりも、この欄外の目次コメント(?)の方がコンスタントにおもしろくなりそうな気がしてなりません。
凡ケン先生もこの方法を使えば、もっと長く連載できたのかもしれないなぁ。
●新・沖田はつらいよ 〜空次郎サラダ記念日〜
・お父さんに会って欲しいの 家に来てくれる? 安心して 忍者屋敷じゃないから
うーん、残念。私、忍者屋敷ってけっこう好きなんですけれど。
いや、そもそも「どんでん返し」の壁をくぐって登場しない忍者なんて、忍者とは認められません。
・沖田… 俺は何もしてやれん… 他人事だし…
ものすごい説得力。
なにより、このセリフ一つで「登場しない」ことをキャラクターとして昇華させるという手法が見事でした。
・忍法も忍術も同じだろ
たしかに忍法はハットリくんが使う技で、忍術は乱太郎が使う技だというくらいしか違いがよくわかりません。
……魔法と魔術みたいなものなのかなぁ。
「『無我の境地』をコントロールし始めている」という神がかった発言とか、青魔法使いの樺地くんは一試合でラーニングできた手塚ゾーンが『無我の境地』ではコピー不能だとか、「なまじ目に頼ろうとするから幻惑されるんだ」というパターンかと思わせといてじつは全然意味がなかった目隠し作戦とか、怪我が治ってエンジン全開の許斐先生はやりたい放題ですね。
もちろん、これほど熱いマンガ家を担当する編集だって負けていませんよ。
・受け継いだのは意志だけじゃない!! 氷柱(つらら)を砕くのは青学の柱としての力!!
「氷柱(つらら)」と「柱」。その、うまいこといおうとする根性が勘に障ります。
●こち亀
・作者の春姫月(ハルキルナ)先生のサイン 貰ってよ
常々思っていることですが、他人経由でサインをもらってくることになんの意味があるんでしょうか?
サインというものは、その人に直接会った証だってところに価値があると思うんですけれど。
・よくファンの人が全巻持ってると軽く言うけど……
これって、きっと秋本先生の本音なんでしょうね。
8割がウソかと思うと、ちょっとかわいそうになりました。
●タカヤ
・タカヤと同じように花房春人も笑った… これで勝負の行方はわからない…
いや、その判断基準がわからない。笑った方が勝ちって、逆にらめっこかなにかですか?
まだ、戦いの最中に地面を這うアリを見つければ勝てるという拉麺男理論の方がよっぽど理解しやすいですよ。
(小さなアリを見つけるくらい落ち着いていれば戦いにも勝てるそうです。なお、アリを探している間にボコボコにされても、ゆでたまご先生を恨まないでください)
・河下先生からスゲー色紙を頂きました!! この位上手く塗れるようになりたい…。<帯人>
スゲー色紙というのは、「とてもジャンプには載せられないようなスゲー色紙」という意味でしょうか?
すでにセクハラ寸前の女性キャラしか出てこない作品を書いているんですから、これ以上妙な影響は受けないでいただきたいものです。
『ジョジョの奇妙な冒険』8巻「死の結婚指輪(ウェディングリング)の巻」より
………………
太臓 きさま……
寒さでジュニアが引き込もりでありながら
一流の漫才師さながらの心理戦のコミック(ボケ)見事だった!!
高校生活につきあうぜ……………
もっと人気を稼ぐんだ…
おれも おまえもな…
などという思いがあったのかどうかはわかりませんが、私がリスペクトする真白木さんの出番はまだまだ続くようでホッとしました。
ツッコミ天使の透瑠さんと、有識者によって「主人公嫌悪タイプ」のツンデレと太鼓判を押された矢射子会長、そして、このファジーな時代に男の生き様を見せる(←このアオリ文句の元ネタがわかった人、ぜひ友達になってください)妄想番長・真白木さん。
この3人がいるかぎり、太臓もて王サーガは(私の中限定で)永久不滅です。
11号雑感
・表紙
センターカラーを飾るのはバレンタインのチョコを抱えた透瑠さん(とその他大勢の女性キャラ)!
こんな芸術作品を見せつけられた私の気持ちを虹村億泰風に表現するなら……。
この世にこんなセンターカラーがあったとはァ――――ッ!
幸せだァ―――ッ
幸せのくり返しだよぉぉぉぉぉ〜〜〜っ
・あの子 王子様なんて呼ばれてたっけ?
いやあ、これには笑いました。
たしかに「あの子」を王子様と呼んでるのは編集部くらいで、登場人物からはちっとも呼ばれてませんからね。
・女子高生のみなさーん!! チョコ回収の時間ですよ!!
おおっ、今週のハイライト!!
ところで、こういうときに真っ先に出てくる名前がグロッキーでもトボッケーでもセコビッチでもジュリー・コケマツでもコスイネンでもダサイネンでもなく、ボヤッキーなのが不思議ですよね。
(……って、誰に同意を求めているんだろう?)
・ちがーう!! オレはチョコをもってきたのに恥ずかしくて渡せない純情パインのために渡しやすい空気を作ってやってんだ!! むしろ人助け!
純情パインがチョコを渡せなくてモジモジする絵なんて、まったく想像できません。
むしろ、恥ずかしさのあまりチョコでハンマーを作って相手の脳天に打ち込むくらいの方が自然に思えてしまうのですが……。
(ところで、純情パインってやたら高値で取り引きされているんですね。希少価値、高いのかなぁ)
・「やったね」っていいながらがっつくのよ
ここでジョナサンネタが出てくるところが、さすが温子ちゃんです。
欲をいえば、イカサマに使ったチョコのカケラとか、時間がフッ飛ばされていつの間にかほおばっていたチョコとかも出してほしかったところなんですが……。
(どういう文脈で出せるんだ? こんなネタ)
・ち 違うわよ これはホラ 以前 あたしのせいで阿久津のカバンダメにしちゃったことがあったから そのおわびよ それ以上の意味なんてないんだから
なんだか私ってこういう「脳内いいわけ」に弱いんですけど、これってツンデレラー(シンデレラみたい)としての第一歩なのでしょうか?
この分野の研究者として名高い田中さんに相談してみようかなぁ……。
・やべーよ やべーよ! 結局 あの後もらえたのは杉音が作った やたらうまいチョコレートケーキだけじゃねーか! 合計9コにしかなってねーぞ!? 負けるかもしんねーじゃん!
チョコレートケーキで、しかも増えたのが1個ってことは、すごい大本命チョコなんじゃないですか?
シスコン玲夜くんの反応が見たかったなぁ。
・なんだ 花子 実はオレにホれてたのか? しょうがねえな あと7、8年したら嫁にしてやっても
ガスッって音が凶悪に痛そうです。
だって、アレ、日本の位置がちょっとズレるくらいの痛みなんですよ。
・選ばれし動物(ゴミ)共よ お前達は品種の代表として これより他の種族と殺し合うのだ 負けた種族は全て滅ぼす! 最後に残った1匹のみを最高権威として私のペットにしてやる…
なんだか、52体+1体のアンデッドたちが繰り広げたバトルファイトを思い出します。
アレも結局、モノリスの退屈しのぎだったのかなぁ。
・だが何故だろう 彼が時折 消え入りそうに儚く見えるのは…
いや、なぜもなにも、それは下書きだか……うわなにをするやめ
・そもそも Gが何のGなのかってのが問題なんですよね グレイトのGなのか…それともガイジンのG…なのか 現ナマのGか元気がないのGか…
そういえば考えたこともありませんでしたね。
こういうときは消去法です。おそらく、グラビティ張り手のGじゃないでしょうから、「Government」のGなんじゃありませんか。
・高見のっぽさんの「おじいさんのグラスホッパー」というDVDがよかった。名曲だ。<栄一郎>
「グラスホッパー物語」のことですよね? 「みんなのうた」を見たことがありますが、バッタの造型がちょっと怖かった印象が強くて、曲の方はあまり頭に残っていません。
……DVDよりCDが聞きたいなぁ。
・OK!ジャンプBOYS
「神奈川県の大石浩二くん」の作品にニヤリとしました。
もうありとあらゆる方法で、「ムヒョとロージー」を大プッシュしていますねぇ。
今回、大石先生はさまざまな手法を使ってネタを披露していましたが、本編、表紙ネタ、コメントネタも含めて一番おもしろかったのはこの作品だったかもしれません。
『ジョジョの奇妙な冒険』5巻「悲痛なしらせ の巻き」より
目黒:
「オホホホホホ
俺の行動を読むってのか! にいちゃんよォ」
スッ(目黒がジャンプを手に取る音)
SnowSwallowさん:
「ヘイおっさん! 透瑠さんを探しているのなら ジャンプの巻末にゃあ いないぜ!
センターカラーで表紙を飾っている!」
目黒:
「!」
ジャンプ読者:
「?」
ペラペラッ
ジッ
目黒:
(まさか!)
ソオォ
目黒:
「デッ!!」
ジャンプ読者:
「あっ! 透瑠さんがほんとにセンターカラーにいたァ」
SnowSwallowさん:
「おまえの次のセリフは『なんで透瑠さんのことわかったんだ この野郎!』という!」
目黒:
「なんで透瑠さんのことわかったんだ この野郎!
はッ!」
SnowSwallowさん:
「おまえのサイトを見れば 透瑠さん萌えであることがわかる!
そして おまえの上着の下のシャツに付いているのは 血!
それも鼻血! 9号で再登場した透瑠さんを見て興奮したばかりだな! そしてバレンタインの時期にジャンプで超絶人気マンガのヒロインがチョコレートを配るのは恒例のこと!
つまり 今週号のセンターカラーを見ておまえが理性を失うのは当然の結果だ!」
ジョセフ・ジョースターも裸足で逃げ出すSnowSwallowさんの洞察力に完敗です。
10号雑感
これまで感想は掲載順に書いていたのですが、今週は透瑠さんが出てくるであろう15ページ分がなぜか丸ごと消え落ちていた「太臓もて王サーガ」から……。
・前号のあらすじ
「やっぱりスピンだったんだ!!」に大爆笑でした。
新担当さん、グッジョブですよ。さすがに「お茶」の洗礼をくぐり抜けただけあって、有望そうな人ですね。
・え…? 何だコレ この状況はいったい…!?
このシーンで「何でもできる証拠のアレ」とか「あててんのか?」よりも、真っ先に効果音の「ドクン ドクン」に注目してしまった人は、おそらくパンツマンガの呪いにかかっていると思われます。
(たぶん日本で一人だけだろうなぁ。こんな呪いに苦しんでるのは……)
・だから頼む! 金払うからあいすちゃんの声で『真白木先パイ大好きです』って言ってくれ!! あと『私のおっぱ…ダメだあ――!! いやらしすぎてとても言えん
なんていうか、私がこの作品で一番共感できるキャラって真白木先輩のような気がします。
……いや、むしろ真白木先輩の純真さに共感できないような男は、この日本から出て行っていただきたい。
・―真白木は― 2度と現実へは戻れなかった…
え? まさか、これってセンターJ平のオチと同じじゃないですか。もしかして、大亜門先生、私のサイトを見てくださっているんですか?(落ち着け、あまりに有名すぎるジョジョネタだ)
だったら頼みます! アンケート出すので透瑠さんを再登場させてください!! あと「目黒さん大好…ダメだあ――!! 畏れ多すぎてとてもいえない!!
・円(まどか)先生!! 今日こそ!! 今日こそは 先生の裸体をエッチスケッチワンタッチさせて下さい!! ムリならせめて結婚して下さい!!
ワンタッチの時点で、芸術から犯罪へシフトしているように思うのですが、単なる気のせいですか?
それにしても、太臓王子。これほど土下座姿が似合うキャラは、かつて見たことが……、ああ、鈴木土下座衛門がいたっけ。
・その うまいこと言おうとする根性が勘に障るのでダメです
これまで悠というキャラが、太臓王子に対して「表では忠誠を装いながら、裏では陰湿に罠を仕掛ける」という感じがしてあまり好きではなかったのですが、この一言で認識を改めさせられました。
裏表なく一途におちょくっていたんですね。だったらOKです。
・どうやったか知らねェが海軍の軍艦を6隻も沈めたらしい
「ハナハナの実を使ったとしても軍艦6隻を沈めるのはちょっと難しいんじゃないかなぁ」とか、「たとえ可能だとしても8歳でそんな非情な行動に出るのは、(いくら事情があったとしても)主人公側のキャラクターとしてマズイんじゃないか」とか思っていたんですが、こういう真実があったんですね。
やっと納得できました。
●渦巻くスリル! 事件はJ(ジャンプ)で起きている!!!(ジャンプコミックスのお知らせ)
・キラを崇拝する男に月(ライト)が託したモノは!?
第2部に入ってからコミックスを購入しなくなったDEATH NOTEももう10巻ですか。
この広告を見るとXキラこと魅上照も今巻から登場するようですね。
ところで手元にジャンプがないため詳細は確認できないのですが、たしか、魅上がデスノートを使いながらリュークに「神ではなく、神の使いである」ことを確認していたシーンで、机上に置いていた照明が、通常とは違う方向に影を生み出していたことがありました。
「右利きの魅上が手の右側に照明を置いて「削除」していると、そのペンの影が右側に伸びる」という斬新すぎるカットに、「なるほど、こうやって魅上の異常性とそれを操る照明(ライト)の存在を演出しているのか! さすがは小畑先生。すでに大きく乗り越えられてしまったとはいえ、矢吹先生を育てた実績は伊達じゃない!」と、私は感服することしきりだったものです。
ですが、もしかするとこの奥深いテクニックも、矢吹先生が通った悲しみの道(ヴィア・ドロローサ)のようにコミックスでは改悪されるという事態になっているのでしょうか?
ぜひとも、識者の意見を訊ねたいところです。
・俺らは普通に入試で入れる 超絶バカのテメーをねじ込んどいたぞ この糞(ファッキン)デブ!!
栗田さんが元神龍寺生っていうことと、阿含が栗田さんを追い出したという話がどう繋がるのかと思っていましたが、なるほどこんな真相が……。
ロビンの過去に引き続き、納得です。尾田先生も稲田先生も、本当に隙なく話を組み立てますねぇ。
・「何の為に」「念の為に」
その、うまいことをいおうとする根性が勘に障るので、ガモウ先生はダメなんですよ。
・ふざけるなー ミサミサを出さずに終わらす気かー ミサミサを出せー
黒服に連行される観客A。
噂で聞いた都市伝説、「きれいな金玉事件」でも、こういう黒服の暗躍があったのでしょうか。
●ナルト
ダメだ。この扉絵、何度見直しても「男二人が服を着たまま湯船でオナラ真挙」にしか見えなくて笑ってしまう。
月光相手にこんなことやったら、怒粧墨を浮かべて襲いかかってきますよ。
●ブリーチ
・大義なき正義は殺戮に過ぎない だが大義の下の殺戮は 正義だ
常々考えていることですが、「正義」という言葉って旗印に掲げるほどすばらしいものとは思えないんですよね。「悪」とはたしかに忌むべきものでしょうが、その反意語は「正義」などではなく「善」であるはずなんですよ。
「正義」とは結局、勝者(=力ある者)の「独善」であって、これもまた「善」とは対極に位置するものだと思います。
(だから「正義」と「悪」は、互いに背中合わせのものであるし、時代や価値観によって立場が変わるのだとも考えています)
ですから、私は「自分が正義だ」という人は好きになれません。「正義の味方」は大好きなんですけどね。
(ところで、この本、もう絶版になっちゃったんでしょうか? けっこう読みごたえがあってオススメなんですが)
・哀川翔を見習えェェ!! デッドオアアライブの時のォォ!! こんなんだったぞォォ!!
「DEAD OR ALIVE〜犯罪者〜」を見た人には2種類しかいない。ラストが許せる人と許せない人だ。
ちなみに私は「許せない」派です。
……いくらなんでも、あれはナシだよ。